「金曜のバカ」越谷オサム 2010角川書店
久し振りに『さわやか系』ですな。
ああ、あれか、「ボーナス・トラック」の人か。
好きになりそうです。
- 「金曜日のバカ」
- 援助交際?と思わせる書き出しだけど、そうじゃなかった。やられた。で、変質者の若者は余程頼り無い容貌なんだろうな。非常に危険な状態に思えるのは、都会的でおかしなルールに縛られた病的常識で考えるからであり、本当はこういった状態が健全なんじゃないかなんておかしな方向へ価値観が移動していきます。まじで。
- 「星とミルクティー」
- ややや、ロマンティックじゃないか!これ好きー!流れ星~思い出(出会い)~痣~娘誕生~うわー!ファンタジーだと思い込んでもいいのか!
- 「この町」
- 都会にあこがれるがために自分の生まれ育った町を見下してしまいがちだが、そこが一番いい場所なんだぞ~
- 「僕の愉しみ 彼女のたしなみ」
- 恐竜マニアと野球ファン 好きにしてー!これはちょっと流れ的にないわ。もうちょっとぐずぐずしろよ。
- 「ゴンとナナ」
- 犬による人間の発情状況解説~花咲か爺さんへ発展するかも~
どれも長編で読みたいな~なんて思うじゃないですか。でもたぶん、長編小説は大変なんだろうな。それに、長編にしたら味わいが変ってしまうだろうし、まあ、いいか。