ないない島通信

「ポケットに愛と映画を!」改め。

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

2016-12-04 13:14:25 | 映画


「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」を見てきました。
今回の舞台は1920年代のニューヨーク。
ハリポタの70年前という設定だそうです。
ホグワーツ魔法学校出身の魔法動物学者ニュート・スキャマンダーは、魔法動物の研究のために世界旅行している途中で、NYに立ち寄ります。アメリカでは禁止されている魔法動物をトランクに入れて。

ところが、魔法動物がトランクから逃げ出してしまい、大騒動になります。
今回は、トランクから逃げ出した動物を捕まえる話と、邪悪な黒い雲オブスキュラスがNYの街を破壊しまくって暴れる話が同時進行で語られます。

NYにも魔法界があって、魔法省や議会なんかもあって、その辺はハリポタの世界と同じです。

で、逃げ出した動物を捕まえようと、ニュート・スキャマンダーと魔法界の女性二人、そして、ノーマジの(ハリポタでは、マグルと呼ばれていた一般人のこと)男性ジェイコブを交えた四人の活躍が楽しい。

魔法動物たちが面白くてかわいいです。
でもねえ、CG映像は少々見飽きた感もあり。
人間て何にでも慣れてしまうものなんですね。どんなに見事な映像でも、今では大して驚かない。

今回は三部作の第一部ということもあり、今後の展開が楽しみですが、
なんとなくディズニー映画っぽいところが気になります。
私はハリポタのほうが断然好きです。
JKローリングも有名になり、お金持ちになり、歳もとり、世界じゅうでもてはやされ、変わってきたのでしょうか。
何というか、新しさや冒険がちょっと足りない気がします。
あれくらいの魔法なら、他の映画でも見られます。
「スパイダーマン」とか「魔法使いの弟子」とか、
似たような設定の作品は山ほどあります。
時代設定が1920年代ということで、多少目新しい感じはありますが、
基本的にNYで何かが暴れまくる、というのは同じです。
ゴジラも暴れたしね。

しかも、
(以下、ネタバレ注意)



邪悪な黒い雲オブスキュラスの正体が、実は養母に虐待された青年だったというあたり、
なんでやねん??
と突然関西弁になってどつきたくなったりしました。

そんなもん、他でいっぱい見とるわい。
しかも、その青年クリーデンス役があの「少年は残酷な弓を射る」のエズラ・ミラー。また似たような役柄で気の毒に。

ハリポタには、子どもたちの成長という大きな軸があって、私たちも一緒に成長してきた気分になれました。
子どもの本、というのがとても大きなアドバンテージでしたね。
今回の作品も、NYを舞台にしたファンタジーで、子どもも視野に入れた物語にはなっています。でも、いまいち中途半端という感じが否めません。
ま、今後の展開次第ですが。

ハリポタ関連でいうと、ハリポタではヴォルデモートが一番の悪でしたが、
今回はダンブルドアも関係していたあのグリンデルヴァルトが登場します。
これがねえ、何と、
何と・・


ジョニデ!! 
おお!!

ということでジョニデが登場して物語は The End になるのでした。
次回請う御期待!!
ちゃんちゃん。

すんごく楽しみにしてた分ちょっと辛口になりました。
年と共に、感動する力も弱くなってきたみたいで、
そんじょそこらの映画じゃ満足しなくなっています。
自戒を込めて、次回作に期待します。

コメント
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