『プロジェクト・ヘイル・メアリー』(上下巻)を読了しました。
これ、前半はものすごく面白かったのだけど、後半がなかなか進まなくて・・
というのも、下巻に入ると、上巻のようなサプライズな展開はあまりなく、
専門用語がやたら出てきて、物理や化学に疎い読者(私)には、読み進むのがけっこう大変だったからです。
一応、説明はあるのだけどね、そこもう少し端折ってもいいんじゃないの、というのをこれでもかと細部までとことん描写するので、科学に詳しくない読者(私)はすっかり飽きて、かなり飛ばし読みしちゃいました。
でも、最後の方になると、さすがに、
そう来たか!
という場面転換があり、
そういう結末だったのねえ、
という驚きもありました。
早い話、地球の危機を救うという途方もない任務を背負った主人公が、たった一人で、はるか彼方の宇宙で異星人と出会い、友情をはぐくみ、ごく狭い宇宙船の中で起きる様々なトラブルに、どう対処しどう乗り越えたか、というお話に尽きるようです。
映画「オデッセイ」によく似ている。同じ作者だからね。
テーマは、人間とエイリアンの友情、かな。
それにしても、エイリアンのロッキーの造形がねえ、
ユーモラスでユニークはあるけれど、
もうちょっと何とかならんかったんかい、と思った。
映画化するみたいだけど、どんなロッキーになるんだろう・・
というわけで、こっちはようやく読了したので、明日はいよいよ、
「宇宙兄弟」43巻
のビニール包装を解き、新品の本の香りを楽しみつつ、ゆっくりと堪能したいと思っています。