前回『プロジェクト・ヘイル・メアリー』について書きましたが、
その後、ネットであちこち検索してみたところ、
この本を絶賛しているサイトの多いことに気づきました。
曰く、SF読んだことのない人でもハマるとか、科学音痴でも全く問題ないとか・・
でもね、最後まで読んだ私の感想としては、
SF好きで他のSFもかなり読み込んでいて、ある程度の科学的知識がないと、最後まで読み通すのは難しいと思いました。
私はSF好きだしけっこう読んでるけど、科学知識には乏しいので、特に下巻のくどくどした説明には飽き飽きして、かなり読み飛ばしました。
まあ、読み飛ばしてもストーリーはわかるので問題ないといえば問題ないのだけどね。
テーマを「異星人との友情」と捉えるなら、ストーリーを追えばいいわけで。
最後の方は、ロッキーに感情移入している人ならもう号泣ものです。
私はそれほどでもなかったけど。
だって、ほら、ロッキーの・・
というわけで、なんでみんながあんなに絶賛しているのかよくわからなくてね。
SFとしては「三体」の方が圧倒されるし面白いです。
でも、どっちが好きかといわれれば、私も「プロジェクト・・」の方かな。
ちなみに、「ヘイル・メアリー」というのは、
アメフトの試合で、負けているチームが一か八かの賭けにでる神頼みを込めたパスのことで、
これを「ヘイルメアリーパス」というのだそうです。
なので、「一か八か大作戦」または「やけっぱち大作戦」とでも訳せばいいか。
ともかく、人類の存亡をかけた一か八かのプロジェクトのお話です。
ま、ハッピーエンド(たぶん)なので、安心して読んでくださいまし。
でも、SFがイマイチな人は無理して読む必要はありません(当然だけど)。