越川芳明のカフェ・ノマド Cafe Nomad, Yoshiaki Koshikawa

世界と日本のボーダー文化

The Border Culture of the World and Japan

辺野古(1)

2010年06月27日 | 小説
辺野古に行ってきました。

沖縄は、梅雨が明けたといわれていますが、篠つく雨のなか、那覇からバイクを飛ばして、約2時間半、名護の辺野古岬にたどり着き、この目で大浦湾を眺めてきました。2004年から座り込み(監視)を続けている辺野古テント村の方々の説明を聞きながら、のどかというしかない港を見ていると、遠く山の中でパンパンと実弾射撃の音がひっきりなしに響いています。すぐ隣に米軍基地(キャンプ・シュワブ)があるからです。数年前に車で近くの高速道路を通ったときも、金武(きん)をすぎたあたりに、グロテスクな道路標識が立っていました。「実弾に注意!」

民主党(菅政権)も、ここにV字型滑走路を作ると言っています。

僕が知らなかったのは、辺野古の海は遠浅で、米軍基地から海へ、また海から米軍基地へと、軍事訓練は日常茶飯事であるとのことです。ヘリコプターから軍人が降りたり上ったり、陸海両用の戦車で突っ走ったり。。。

のどかな辺野古は、いわば「戦場」でした。