越川芳明のカフェ・ノマド Cafe Nomad, Yoshiaki Koshikawa

世界と日本のボーダー文化

The Border Culture of the World and Japan

駿河台下のメキシコ料理店 エル・アルボリート

2008年03月14日 | 小説
 さきごろ、NHKの教育テレビ「スペイン語講座」の<文化コーナー>に招かれて、米墨国境地帯のボーダー文化について喋った。かつてぼくがぶらついていたイーストLAのストリートのグラフィディのいい映像が局にあり、それを使わせてもらった。「スペイン語」というべきところを無意識に「フランス語」といったりして、我ながら足が地についていなかったぜ!

 ぼくを招いてくださったチーフプロデューサーのMさんから意外な情報を得た。ロサンジェルスのエレクトニック/トライバル・バンド<メスカル>が来日して、3月20日(木)に渋谷のクラブ、エイジアでライブをやるという。

 Mさんはかれらのインタビューもやりたいとおっしゃっていた。アンヘルとグレッグのふたりとメキシコで遊んだのは数年前の夏のこと。懐かしいなあ。
 
 夜、神田駿河台下のメキシコ料理店<エル・アルボリート>にいった。カウンターにすわって、ケサジージャ(写真☝)を肴にビールとテキーラを飲んだ。
 
 いま、この界隈は軒並みチェーン店ばかりになっている。そんなご時世で、ここはただご飯を食べたり、酒を飲んだりするだけでなく、店の人たちと心の会話のできる数少ない店だ。わかい女性だけのグループやカップルなど、ありきたりのチェーンの店に飽きた客たちが大勢いる。

 ビールとテキーラだけでは来る人も限られるので、最近はワインや焼酎や日本酒も置いている。この前にいったとき、「テキーラの安いボトルを(キープするために)置いてよ」と、こちらの勝手な希望をいってみた。すると、この日、ご主人はあの件ですが、近々にやりますよ、と、おっしゃっていた。メニューにない「注文」も聞いてくれる良心的な店だ。

 音楽は、キューバやカリブのダンス音楽中心。だから、この先、料理はメキシコでも、雰囲気はラテン風居酒屋でいってほしい、と勝手ながら思った。 
 <エル・アルボリート>はつぎのホームページを参考に。
 http://www.elarbolito.co.jp/space/index.html

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