死者のいる風景(第四話)キューバ/エル・コブレ
越川芳明
ある日曜日の朝、まだ薄暗いひと気のないサンティアゴの街中を、私は天敵をさがすマングースみたいに小走りに革命広場に向かっていた。
オレンジ色の街灯がついた小さな公園のそばを通り過ぎると、街灯のない道路を穴に足を取られないように気をつける。前夜、頭に描いた通りの方角を目指す。
(つづく)
死者のいる風景(第四話)キューバ/エル・コブレ
越川芳明
ある日曜日の朝、まだ薄暗いひと気のないサンティアゴの街中を、私は天敵をさがすマングースみたいに小走りに革命広場に向かっていた。
オレンジ色の街灯がついた小さな公園のそばを通り過ぎると、街灯のない道路を穴に足を取られないように気をつける。前夜、頭に描いた通りの方角を目指す。
(つづく)
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