私のバンドの発祥の地は 江東区内の大きな工場である
今でも訪ねると バンドの一員が現役で勤めている
この工場の片隅に バンドの部室?小屋がある
会社の終業時間に合わせて 時たま 訪問する
雑談をしていると いつも小屋の入り口に 猫が現れる
昼休みは 黒猫 終業後は この茶色の猫が来ると言う
不思議に時間が調整されている様に この順で来る
だから 黒猫の方は見たことが無い
ただ 野良猫だから 野生化している
餌を入り口付近に投げると
パッと咥えて瞬時に物陰に隠れて食べる
そのくせ食べ終わると また入り口の向こうで座って待つ
餌を入り口内部に置くと 少し慎重になる
やがて意を決して さっと咥えて また消える
そして また現れる
餌を与えてくれる人のほうを じっと見つめている
他の人には眼を向けない
その姿は 結構可愛いものである
私が近づいて 餌を上げようとした時だ
ミーが 眼にも留まらぬ動作で 飛び掛り餌を咥えて逃げた
手で横に掠め取る仕草の中で 私の手に爪あとを残した
かなり痛かった
犬なら狂犬病があるから心配だけど 猫なら大丈夫か
改めて 野生の動物の生態を見たようだった
野良猫ミー 今日もメンバーに可愛がられているだろう
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