二葉百合子さんが 昨日 最後の舞台を終えて 芸能生活にピリオドを打った
3歳でデビュー 芸能生活77周年の最後の年は 百年桜 の新曲を出していた
元気に全国各地を記念公演として歌い巡ってきた
1月にウォーキングをしながら ラジオで対談を聴いた事がある
声も内容も若々しく弾んでおり まだまだ現役で通用する若さだった
普通の歌手は 高齢になってくると 声に艶が無くなり かすれてきたりする
彼女の声は 浪曲で鍛えてきたせいか 一向に艶を失わない
代表的な歌は やはり 岸壁の母 である
京都・舞鶴には引揚記念館がある
この公園に立つと 岸壁の母の歌が聴こえてくる
戦後 昭和30年を過ぎても 引揚船が 各地へ着いた
600万にも及ぶ日本人が シベリアを主として 引き揚げて来た
その中心が舞鶴港であった
岸壁の母のモデルは 東京・大森の 端野いせ さん
昭和25年から6年間 息子の帰還を信じて この港に立ち続けた
31年になって 都知事から息子の死亡通知書を受け取っても信じない
更に待ち続け 昭和56年 81歳で願い叶わず此の世を去った
極限の厳しさの中を生きて生還した方 まだ還らぬ方も数多く異国の地にある
この方たちの想いと 母子の情は 私たちの胸に涙で沁み込んでくる
二葉百合子さんの夫は マネージャーとして いつも傍にあった
極めて優しい方で 歌手活動を支えていた
今後は お二人で 健康でゆっくりとした人生を歩んで欲しいと想う
岸壁の母 浪曲入り
http://www.youtube.com/watch?v=zKDhCz-oRqM&feature=related
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