のびたとブレイク

生き生きと第三の人生を歩んでいます
うたごえ ウォーキング 川柳 ベランダ栽培など楽しんでいます

豪壮な卯建と海野格子の家並みが続く道

2012年08月01日 14時24分37秒 | 旅行
信州の上田の近くに 北国街道の海野宿がある
中仙道と北陸を結ぶ街道で 佐渡の金の輸送や日本海側の塩を運んでいた
また北陸の諸大名が参勤交代で江戸へあがる 善光寺詣での道でもある

徳川家康の江戸五街道整備のうち 寛永2年(1652年)開設された
最盛期には 伝馬屋敷59軒 旅籠屋23軒もあったと記録されている
明治になって宿場機能は失われたが 養蚕へいち早く転換して成功を収めた

 

妻籠 奈良井宿が県内にあるが 家並みの長さ 豪壮さは圧倒される
歴史がそのまま息づいており 嘗ての往来の人の姿が浮かび上がる
立派な卯建も 各家にあり 屋根より高い本卯建 一階の張り出し袖卯建がある

 

成功して 卯建の建つ家を建てるのが その証となる
うだつの上がらない男 この表現は現代にも生きている
日本各地に卯建の立つ家並みがあるが ここは最高の芸術品でもある

 

海野格子と呼ばれる格子戸は 長短2本の素材で組み込まれて美しい
また二階の出桁造りは 当時の旅籠屋の面影を残している
旅の疲れを癒し この窓から 道行く人を見続けていたのだろう

資料館にも入ってみた
建屋はそのままに 内部に江戸から明治 そして昭和の展示がある
農機具などは私たちが幼い頃 どこにでもあったが 今は文明の遺産となった



 蚕は繭を作ったり枠の外を這っていたり 生きている 籠とラジオ

観光客もまばらに居るが 35度にもなる暑さに 陽射しを避けながら歩く
あまりにも暑くて ガラス工芸店に入る
ここで二階に上がると 喫茶店になっており 洒落た空間だった



蔵のような窓から 宿場町の家並みを見る
日本の道百選に指定されているその道に 在りし日の往来を眼に浮かべる
みぞれ氷を食べたが 元の水が清冽なのか とても美味しい



福島の大内宿のように 建屋の前に店を広げる光景はない
格子戸を開けると そこに店がある
静かな歴史の道が 生活とともに 私たちを迎えてくれた


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