星空がお椀を伏せたように見える美ヶ原

長野道の松本あたり　北アルプスに対峙して　ひときわ特異な山容が見える
標高２千m余の美ヶ原・王が頭である
長和から　ここへ登るには　途中１車線の林道がある


長和から松本への道路　蕎麦の花が沿道に続く

有名な観光地だが　こちらからは不便で殆ど車も来ない
狭い林道を　カーブを重ねながら登っていく
静寂な山林の中　カッコーとウグイスが夏を謳歌している


　八ヶ岳　北八ヶ岳の遠望

やがて１９００mの標示が見える頃　視界がぱっと開ける
そこが美ヶ原だ　さすがに気温は涼しく爽やかな夏空に覆われている
美術館やホテルもあるが　昔は何もなく牧場があるのみだった


　山本小屋　嘗ては近辺がキャンプ場だった

山本小屋の懐かしい名前があるが　今は洒落た売店の建物だ
添乗では一度来たが　５０年前ころのキャンプの想い出が鮮明だ
霧が峰の下の強清水から縦走路があり　ここまで歩き通しだった

星空がお椀を伏せたように見える　まさしく見える限りの世界が星だった
上空も　周りの山の稜線まで　見渡す限りの星
周囲に灯りが一つもないことが　漆黒の闇に無数の星が煌めく


　　　昔　この近くは牧場だった

今は　あっという間に車で来られる
窓を開けて走行していても　入ってくる風が爽やかであった
一旦　高度を下げて　再びピーナスラインに入る

１０年前くらいには有料道路だったが　現在は無料化になって嬉しい
草原の山並みが続き　南アルプスの展望も良く　高原ドライブを満喫する
車山を遠望するあたりに　八島湿原がある

　
　　　　八島湿原　ここは１周５０分くらいでで廻れる

ここは学生達を含めて　かなりの人が目立ち　駐車場は満杯だった
以前　うたごえバスで　この湿原を訪れた
そのときは　湿原一周もしたが　今はその気も起きず　展望を楽しんだ



私の愛唱歌　あざみの歌の歌碑が　ここにある
下諏訪に住む作詞者が　ここに来て　切ない恋の想い出を歌に託した
高原には　あざみの花が良く似合う

　


誰も歌碑の前で立ち止まらない
心の中で　歌を歌いながら　周囲の花や湿原を撮る


８年前のうたごえバス　あざみの歌　歌碑の前で全員合唱

車山　霧が峰に掛けて咲き乱れるニッコウキスゲを期待したが終わっていた

　
　　八島湿原と車山　小さく丸く突出しているのは天文台


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今日の誕生花　　のこぎりそう

　花言葉　　戦い　悲嘆を慰める