うたごえ喫茶が今の若さの原点だ

うたごえ喫茶「カチューシャ」　墨田のうたごえの講座の名前である
NPO団体　ていねんどすこいくらぶの　生きがい講座の一環でもある
講師として招かれて　既に８年に近い日が流れた

私は　ここへ行くのが楽しみである
皆さんが楽しいと言って　いつも盛況だが　私もそれ以上に楽しい
活気があって　優しさも感じられ　うたごえも気持ちも若い人ばかりだ

多分　外部からうたごえが聴こえれば　ママさんコーラスかと思う位だ
適当に解説したり　笑わせたりしながら底抜けに明るい
好きなピアノ伴奏している私も　ついつい身体も乗って指が動く



うたごえ喫茶　みんな　この世代の方たちばかりである
私は主に新宿の「灯」に行った　満席だと近くの「カチューシャ」に行く
ハイキングのグループで　出発前か帰りに立ち寄ったものである

今は　靖国通りに面した所にあり　グランドピアノ伴奏だ
以前はコマ劇場の裏手にあり　アコーディオン伴奏が主だった
小さな歌集を何冊か買って　ロシア民謡など大合唱した



まだ独身の時代である
叙情歌や恋の歌などには　歌っていて　感傷的になる時もあった
童謡唱歌や歌謡曲もあり　狭い店内が　こんな歌の仲間のように思えた



一時　カラオケなどの台頭があり　うたごえは消えていく
私は　政治活動などや反戦ばかりに傾注していく中で　離れて行った
それでも　青春の残滓の如く　あちこちで　うたごえが復活し始めた



添乗員のときも　うたごえバスに添乗したり　自分で主催もした
会社で　うたごえの講座募集をして　その講座のピアノ伴奏もした
そのときは　童謡唱歌を歌う集いで　３ヶ月の講座だった

当時　歌うことが楽しいことで　よもや自分が伴奏に廻るなんて夢にも無い
それが　現在こうして　うたごえの講座や　私が主催する下町のうたごえ
多くの方が集って　あの時と同じように歌って楽しい時間を共有している



いつの間にか覚えたピアノで　バンドも結成して４０年活動した
社内活動や町内会　老人会　施設のボランティアなど巡った
時には健康ランドで　お客様の歌う演歌の生バンドにも出演していた

今もなお　歌の世界に生き　施設のボランティアも含めて活動している
皆さんを楽しませ　私も楽しみ　皆さんの支えで今がある
なんと　幸せな　歌の人生を送っているのだろうか



昨日のリクエスト

愛燦燦　越後獅子の歌　柿の木坂の家　風（シューベルツ）　神田川
行商人（ロシア民謡）　銀座カンカン娘　シクラメンの香り　上海帰りのリル
知りたくないの　水色のワルツ　スワニー河　草原情歌　何日君再来

小さい秋見つけた　小さな木の実　庭の千草　野菊　バラが咲いた
野中のバラ（シューベルト）　百万本のバラ　富士の山　菩提樹
マイウェイ　孫　森へ行きましょう　ラ・ノヴィア　

童謡もシャンソンも演歌も何でもありのうたごえである
誰かのリクエストで歌うが　みんな知っていて大合唱になる
因みに　行商人の曲は　フォークダンスで良く使われていて懐かしい

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