2日目の朝 雨は相変わらず降っている
ホテルの前をマラソンの方たちが 雨の中でも走っている
聞けば早朝5時スタート 夜9時までにゴールの100キロマラソンだ
バスは最寄の観光地 矢の原湿原入り口に着いた
会津バスの路線バスが停車しており 見るとダイヤは一日3本である
奥会津ツアーの2日目 雨は降り止まなかった
それでは ここから歩きましょう 30分で帰りますね
今日は午後の只見線乗車があるから 乗れないと大変です
添乗員さんから そんな案内があって歩き始めた
雨でも 山の中の自然は紅葉が進んでおり苦では無い
始めのうちは平であるが 道は山の中へ勾配が出てくる
湿原だから そんなに近くには無いだろうと思って着いて行く
しかし どこまで歩いても目的地には着かない
あのカーブが過ぎたら 道しるべでも出てくると思うが見えてこない
添乗員さんも不安なってきたのか 皆より足が早く確かめるように急いだ
何人かが諦めて 途中で引き返し始めた
やがて20分以上歩いただろうか みんなひとかたまりになって足を停めた
時間はとうに過ぎているし どこまで歩くか分らない 引き返そうと話始めた
添乗員は先を急いで姿は見えない
1台の車が私たちを見ながら通り過ぎて行った
後から分ったのだが 会津バスの運転手さんだった
彼は地元 歩き始めて矢の原湿原まで かなりの距離があると勿論分かる
全くの善意で心配されて 私たちを追いかけ 添乗員の居る所まで走った
その車に添乗員を載せて帰ってきた
すみませんでした 案内不足で目的地はまだ遠いです これから帰りましょう
足の疲れた方を2.3人載せて バスのところまで戻って行った
会津バスの運転手さん 機転を利かせて心配し 仕事以外で山道を往復した
目的地には行けなかったけれど この運転手さんには 心から感謝である
彼は1日3本のダイヤの時 その始発点に自身の車を置いていたのだろう
会津の方の人情に感謝して ここにも記して置きます
こんな時の添乗員は辛い 下調べを十分しなかったから申し訳ないと謝る
お客さんは みんな優しかった 誰も心では雨天の中歩いたのにと思ったろう
これはツアー会社の指示書や案内不足もある 添乗員ばかりの責任ではない
トイレ休憩で立ち寄った 昭和村 からむしの里 道の駅
更には 只見線の乗車が決まっている以上 時間だけは迫ってくる
もう一つの観光最寄地 沼沢湖 ここも行けずカットしたのである
私も11年 添乗員をしていて 災害などの他は 目的地カットは無かった
川の向うに限界集落 今は廃村となっている霧幻峡には着いた
以前は渡し舟の利用で生活をしていた 現在はこちらに日帰り温泉があった
写真を撮ってみたが 何となく落ち着かない
川の向こうが かつての限界集落 霧幻峡 現在こちらは日帰り温泉
結局 2日目の印象は 只見線ローカル列車の乗車だけだった
目的地 一つは雨の中歩いても着けず 一つはカットである
会社からの お詫びの意思で 全員に 福島の桃プリンの土産が渡された
このケースの旅行業では 旅程保障が各社共通で決められている
旅行開始後の観光地の変更について 会社の責任ならば変更補償金が出る
私たちはお客として 料金を支払った時点で 会社と旅行契約をしたのである
その契約書面が お客さんに案内した募集と 郵送された確定書面である
ホームページおよび確定書面に記載された内容と違ったとき保障がされる
それは 内容によって 料金の何パーセントが保障と決められたものだ
ツアーの行き先を明示されたものは 旅行開始後なら2パーセントから
ツアータイトルに明示されたものの変更は5パーセントとなっている
但し 千円未満は適用外 物品サービスで応用の時もある 各社同じ
今回は このツアータイトルにある矢の原湿原 コースにある沼沢湖となる
旅行料金が2万円ならこの5% 千円が目安であり 物品で応用された
まあ 硬いことはこの通りだが 紅葉は見れたし まあ満足といったところ?
最後までお読みくださいまして有難うございました
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