のびたとブレイク

生き生きと第三の人生を歩んでいます
うたごえ ウォーキング 川柳 ベランダ栽培など楽しんでいます

歯はいのち 知りつつ放置 50年

2016年10月15日 07時39分24秒 | うたごえ

いよいよ虫歯を抜く 診察台に居るだけで緊張 手を握り締める

歯の根元に麻酔が打たれた 瞬間に気を失う

おぼろげに 看護婦などが走り回っていたのを感じる

 

気が付けば 口に酸素呼吸器が付けられていた

そうだ あまりの緊張で失神し こんな事態になっているのか

でも いつの間にか歯は抜かれていた

 

 

これは20代の私のある日 それも医科歯科大学での治療のシーンである

町医者で治療をしていたが 異常なくらい気が小さく 大学の紹介状を書いてくれた

あの ガリガリ削るのさえ 耐えられないのである

 

 

献血などは 400ccでも 何度でもしていたのに 注射器が刺さるのを見たことが無い

血液が出ていくところを見ることが出来ないのである

横を向いていて ハイ 終わりましたよと言われ 笑顔に戻る

 

 

30代には 手指をプレス機械に挟まれた 左手中指第1関節の所がかろうじて繋がっている

救急車で行くかと問われ 指だけではみっともないからと断り タオルを巻いてチャリで行った

病院は並んでいる 猛烈に痛いが 順番が回ってこない 指先だけでは病人にも見えない

 

むしろ後悔した 救急車なら すぐ治療して貰えたのにと・・

手術をしてかろうじて繋がった ただ その後は骨が指先まで突出して ギターなどは弾けない

弦を抑えると痛くてたまらない ピアノなら 何とか叩けるから助かった

 

 

そのことがあって以来 歯医者は怖くて行けない

数年前まで およそ50年 一度も行かなかった

併せて 身体は健康 殆ど健康保険を使わず医者とは無縁でもあった

 

 

では そのあいだ 歯は健康かと言うと そうでもない

歯周病か何か分からないが 歯がぐらくらしていることがあった

医者へは行かず 毎日自分で動かして ある日 えいやっと抜いてしまった

 

歯を抜いた後は 両隣の歯は 自然に空いている方に寄ってくる

そんなことは何年もあとのことだから 当然 そのままにしておいた

次が また動く 同じように 何日もかけて えいっと抜く

 

 

歯は命と知人に強引に説教され 歯医者に行った 50年振りである

それから 2.3年のうちに何本か抜かれてしまった 当然 部分入れ歯が入る

これが 食事をしていて 自然の味がしなくなっているのに気が付いた

 

固い食べ物も 敬遠するようになった

ああ 歯は大事なものだったと今頃気が付いたが時すでに遅い 当然の因果

古女房が居なくなって 有難さがわかると言っていた近所の方と同じ思いである

 

 

昨日 歯医者へ行った 数か月前から抜くよと言われていた歯が抜かれた

優しく素敵な若い女医さん 痛くないわねて言いつつ えいっと押さえつけられた

一瞬 脳天に来る痛さ いてぇっ~~ これで終わった

 

 

 

       最後までお読みくだ-さいまして有難うございました m(_ _)m

 

 ブログランキングに参加しています

ご支援に下のボタンをクリックして頂ければ励みになります 

にほんブログ村 シニア日記ブログ 70歳代へ

にほんブログ村

 

コメントは伝言コーナーへもどうぞ!

(メルアドは入力しなくてもOKです)

コメント (26)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする