のびたとブレイク

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大切に歌い継ぎたいわらべ歌

2017年03月24日 08時24分33秒 | うたごえ

ラジオから 生放送で心地良くわらべ歌が聴こえてきた

ハーソナリティの女性3人が 時にはせーのなんて歌い出しを合わせたりしているのが微笑ましい

毎週木曜日に聴いている 鹿児島FM銀河・てんがらもんラジオである

 

江戸時代から 明治になって 日本には児童が歌う歌が無く 外国曲を取り入れたりして歌詞をつけた

この推移は長くなるので割愛するが 明治の中から大正にかけて 沢山の童謡唱歌が生まれた

しかし それ以前から日本には わらべ歌が存在していた

 

かごめかごめ などは代表的な曲である 

各地には子どもの遊びなどでも親から子へ 口づてで歌われていた

数え歌などは 形を変えて地方に存在する 

 

更には 正式に教科書などでは採用されていない わらべうた 当時の 子どもの遊び歌がある

たとえば お手玉をするときに歌っていた歌も 明治から大正に生まれたものも多い

いずれ消えて行ってしまう これらのわらべ歌を残すように 五線譜に残す活動もある

 

 

放送で歌っていたのは鹿児島のわらべ歌 中には鹿児島弁で私には意味が通じないが可愛い歌である

「ひとつ一枝」 「ゆなの木」 「ちゃわんむし」 「こっちこい」 「きかんぼうず」 これを3人の女性が歌う

おばあちゃんが お孫さんに聴かせるよう(失礼!)で 優しく 穏やかな感じが私には心地良い

 

このうち 「ちゃわんむし」 は私も聴いた曲だ どこか? それは てんがらもんラジオである

意味も分からなかったから コマーシャルの一種かと思い込んでいた

初めて 紹介された曲を聴き ネットで意味や由来を調べて見た

 

 

結構楽しい曲である 鹿児島の歌であるが 大正末期に 石黒ヒデが姶良郡の小学校の学芸会で作った

娘さんの話によると 不幸な生い立ちの少女の劇を作ったが ちょっと暗いので最後の部分を作り直した

そこに この ちゃわんむしの歌を劇中歌として入れたそうである

 

劇は 吹雪の原から春の森へ抜け出て 希望を見出した少女らが茶店へ入る

そこで 茶わん蒸しを注文したところ 店員が 茶わん虫 と 聞き違えたと言う 笑い話であった

石黒さんは教師を辞めて上京 50年後 鹿児島へ帰り この茶碗虫が歌われていたことを知る

 

ストーリーはこうである 

ある茶店で客が 茶わん蒸しを注文した ところが主人も店員も茶碗蒸しを知らない

主人は客に出したお茶に虫が付いていると勘違い 店員を呼びつけ お前は茶碗を洗ったのか

お客さんが 茶わんに虫が付いていると言っているぞ と問い詰める

 

店員は 日に日に三度も洗っています 一体その虫は 茶わんにひっついていた虫でしょうか

それとも めご などをはね歩く虫でしょうか もし 茶わんに付いている虫なら私の責任です

いきまく店員 お客さんが茶わん蒸しを説明して みんなで大笑いをしたと言う笑い話だ

 

うんだもこら(あらまあ) コラ いけなもんや(どうしたことでしょう)

あたいどんが(わたしのところの)茶碗なんだ

日に日に三度も あるもんせば(あらいますので) きれいなもんごわさ

茶碗についた虫じゃろかい 目籠(めご)など蹴あるく虫じゃろかい   (注) めご=目の洗いかご

ほんに ゲンネこっじゃ わっはっは   (注)ゲンネ=鹿児島弁 きまり悪い 仕方の無い

 

 

ところで ゲストは 鹿児島国際大学の教授 併せて 鹿児島こども研究センター所長の南新秀一さん

何点か子どもや 大学進学などの 課題を語られていた 

それは国の財政もあるが 国民が声をあげないと解決されない問題が山積されている

 

一つは ゆとり教育の弊害で 子どもの学力低下が著しくなり 世界でもかなり劣っている

その為 今度は何もかも詰め込み教育になってきた 英語や道徳は小学生から導入することになった

だが 現在の一クラスの編成は30人から40人であり きめ細かな勉強が出来るだろうか

 

先進諸国では 大概 20人規模である 

だが日本の学校では 児童数が減少傾向になり このくらいの規模だと 地域で統廃合してしまうのだ

そして政府の方針は エリートにはお金を投資するが それ以外は削減傾向にある

 

 

大学の入学金や授業料は 教授の時代と比べれば 40倍くらいになっている

これでは 進学したい子どもも能力があっても 諦めざるを得ない

奨学金の問題について 若干見直しがあったが 本来 希望するもの全員 進学をさせたいものである

 

こどもの貧困も 最近てんがらもんラジオでも取り上げられたが この環境の改善が望まれる

母親の就職推進や 児童の保育所など そして こども食堂 など 支援をして行かなくてはならない

こんなことも話された 今の子どもは集団で遊ばない 大人にくなっても そのまま集団に溶け込まない

 

家族で旅行に出ても 各自がスマホで時間を費やし 会話が無いのを私も良く見かけたものだ

広場で子どもが遊ぶ光景も見られない 大人も子供に気軽に声を掛けられない 不審者と見られてしまう

子どもが安心して遊べる場所が欲しい ここへ行けば他の子どもと遊べる そんな場所である

 

 

子どものこと一筋に大学で教え 子ども研究センター所長と言う素晴らしい経歴の方がゲスト

ちょっと苦言を呈すれば 持ち時間30分もあるのに プロフィル的な説明部分だけで半分を消化した

勿体ない 持ち時間の中で 何か訴えたいものを整理して提供して欲しいと予め伝えることが必要だ

 

講師は手馴れているはず 話す順序 問題点 そして パーソナリティとの質疑など構成は出来る

こちらが全部聴きだすのは難しい これだけの人材なら その点は容易に応えてくれると思う

私には勿体なかった思うし掘り下げ不足にも思えた てんがらもん愛だから苦言も理解して貰えるだろう

 

てんがらもんラジオ視聴できます 最初の15分が入っていません 

http://www.ustream.tv/recorded/101287860

リスナーさんのコメント部分です 残念! 私は生放送で聴きましたよ

 

       最後までお読みくだ-さいまして有難うございました m(_ _)m

 

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