先日の 墨田のうたごえで ある女性が楽譜を示して質問した
荒城の月の楽譜である
春高楼の花の宴 この はなのえんのえの部分に♯が付いている
これはね 原曲は♯があったが 歌いづらく昔の人がカットしてしまった
時間が無いから 簡単にそう答えたが これは正解ではない
現在 楽譜の本には ♯があるのと無いのと 2種類ある
滝廉太郎の楽譜には もともと♯が付いている
しかし 巷間 歌われているのは これが無い
歌いやすいのは無い方ではある
豊後竹田城址の歌碑 富山城址の歌碑
赤とんぼの作曲家であり 数々の名曲を残した山田耕筰が編曲した
ある説によると ♯があると 西洋風には受け容れないから外したとある
原曲は もう少し早い音符で ゆっくり歌い上げるようにも編曲した
しかし 初版本では ♯が付いて居たという
第二版から 消えているのが 印刷ミスか 本人の意思か分からない
今 やはり原曲を直すのは相応しくないと言われ始め ♯付きが増えてきた
東京千代田区の歌碑
私も♯のある 少し速い曲より 現在の方が感情移入できる
♯か゛一個付くだけで 曲は哀調を深める
本来 原曲へ戻すというなら 早さも戻さねばならないと思う
この中間 速さは今のまま 曲は♯付が これからの風潮か
当面は ♯無しで進めたい
ただ この意味だけは伝えては行きたい
会津鶴ヶ城の歌碑 仙台 青葉城址の歌碑
荒城の月の歌碑は 作詞 土井晩翠と作曲の滝廉太郎の関係で幾つかある
豊後竹田城は滝廉太郎の生地 富山城は滝の小学生時代通ったこと
東京千代田区は滝の住居 会津鶴ヶ城 仙台青葉城は土井晩翠のイメージ
いずれにしても 名曲は今も私たちの心を打つ
荒城の月 大好きな曲の一つだ
(上記の写真は いずれもお借りしました)
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