高齢者になっても 認知症で言葉は失っても 「音楽の記憶」は残り続ける
アメリカの 音楽認知学の教授 ヘンキャン・ホーニングさんの研究は続く
何故 音楽は記憶に残り 言葉は消えるのか
だが その逆では無いか それが大きな謎 音楽の誕生まで遡り研究する
昨日の続きを書く 臨床心理士がトニーに記憶力テスト
数字の復唱 2桁の数字を言い 応えて貰う 87 これを正確に復唱できるか
OK 3桁 420 OK 4桁になると まるでダメ 入ってきた情報が消えてしまう
アルツハイマー型認知症 典型的な記憶障害である
ポールの場合 ギターを何気に弾くと ビートルズの曲を全部覚えているのだ
若年性アルツハイマー型認知症だのに 音楽を聴くと 全てのカーテンが開くように
元の世界が戻ってきたようだ 頭の中で何が起きていたのか?
音楽には 何かの特別な力がある!
音楽脳科学研究准教授 サイキルイ 介護センターでボランティア活動をした時のこと
認知症の施設で 誰も分からない顔の人たちが殆ど
食堂に有ったピアノを弾いたら 誰かが歌いだした 彼は驚いた
それが 脳と音楽の関係を研究するきっかけでもある
認知症と音楽記憶の関係が分かり出す
ポールと初めて会ったのが 認知症患者の会である
トニーとポール アルツハイマー型認知症 でも若い頃から バンド仲間でもあった
この二人を引き合わす 以前は互いに詞を書き 作曲していた仲間である
二人は共感しあえる相手がいる 心地よさを知る 同情では無い 共感だ!
自然がテーマの曲を作る 歌詞は思いつくまま すぐメモする 忘れてしまうから
記憶の瘤と言う脳の興味深い現象がある
思春期から聴いた音楽が その人にとって特別な曲として 強く記憶に焼きつくそうだ
脳の 歓びの報酬・・脳に分泌される・・もっとも活動するのが思春期だから
こうしてトニーの脳が元に戻り出した 妻との出会い 結婚した頃の曲も浮かぶ
「スイート キャロライン」二人の思い出の曲である
トニー 音楽は音楽は 私と妻が出会ったころに引き戻してくれる
二人の時間が始まった最初の瞬間でもあった
トニー 音楽は人生にずっと寄り添ってくれる
認知症が進めば 伝えられないから 今しか言えない言葉がある
私が旅立つその日まで 毎日 君に「愛しているよ」と言ってあげられる幸せ
「愛しているよ・・・・・」
妻 「わかっているわ 泣かせないでよ」
「いつまでも 傍にいるわ」
観ていた私がついポロリ 😢
冒頭部の二人は 会話も無ければ 一日中座っている夫 テレビを観続ける妻
うたごえの世界も同じかな 私には弾き語りで 聴かせて感動するすべは無い
むしろ みんなで歌い みんなで歓び合い いつまでも元気で居ること
その手助けに ピアノが生きている
(歌詞対訳) Sweet Caroline - Elvis Presley (1970) エルビスプレスリー
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施設で認知症の利用者さんと触れ合ったことは多々ありますが、ある日のこと、ある認知症の男性がベッドに横になっている時から、そしてフロアーに来て朝食待ちの間に、繰り返し同じ歌を口ずさんでみえました。なんの歌だろう?とその人の傍に行き耳を澄まして聞いていました。所々分かる歌詞を走り書きメモし、帰って調べたら、「父よ あなたは強かった」という軍歌?でした。
「♩父よあなたは強かった 兜も焦がす炎熱を 敵の屍と共に寝て‥‥」
この詩は一般女性が応募した作品だと知りました。
この歌に関しては諸説あるようですが、私が聞いたその男性は、目を瞑り一筋の涙を流しリフレインに歌っておられたのです。
温かいおしぼりを頭の上にいつも乗せてのスタイルは、お風呂に浸かっている気分なのでしょうか?。もう10年ほど前の体験ですが、とても印象に残っているワンショットです。
それにしても認知症がかなり進んでいて、人との会話も(耳の遠いこともあり)できないその人が、しっかりその歌詞を誦じて歌っていることに感動しました。話してみたかったのですが会話は難しく、そっとその方の涙を拭いてあげました。その方、とても礼儀正しい人で、スタッフにお茶を入れてもらったら、キチンと挨拶、合掌して頂いておられました。
色んな部分でその人の人間性、元気だった頃の正常な部分も残っていました。
「認知症の方と音楽」については他にも、実際に体験したり、人に聴いたりして奇跡的なほどの例も知りました。歌の力ってすごいですね。のびたさんも長年の活動で体験されておられ、モチベーションが上がったことでしょう。
この分野には、私も深い関心があります。
また、前述したように例え認知症の方でも、全く正常に話せる部分もありますね。
ピアノを弾くのが楽しいですね。大好きです。頑張って下さい。
私も何度か施設で見てきました
記憶が失われても 何かのフレーズや音楽の一節 深く刻まれているのでしょうね
もしかしたら 私も生るかも知れません 何の歌だろう?(笑)
昨日も クリニックで 1時間近く待合室での出来事 認知症では無いのですが 母親に連れて来られた40歳近くの男性 知的障害? 何分かに一回
コマーシャルの ほんの一部分 同じフレーズを発するのです
お酒のコマーシャルソングの最後の部分です
多分10数回は その待合室で聴きました
その人にとっては 心地よい記憶に刻まれているのでしょう
認知症と音楽 或いは音楽療法 永年信じて 専門では無いけれど傾注してきました
コロナで途絶えましたが・・・
やっと具体的に証明として聴いたものです
同じ想いを語れること 嬉しいですよ
何十年ぶりかでエルビスプレスリーを見まして音楽を聴きました。
カッコいい!!人でしたよねくらいな想い出しかないのですが・・・
で「記憶の瘤と言う脳の興味深い現象がある」というところに目がいきました。
瘤と言うと、悪いものしか連想しませんが、記憶の瘤は良いコブなんですね~~
歌の記憶の瘤・・・
♪ふるさとの蒼い月夜に 流れ来る 笛の音聞いて
君泣けば 私も泣いた 初恋の 夢のふるさと
どんなに呆けても忘れないと思います。この歌さえ聞けば色いろが蘇ってきそうです。
それと、好みは分かれるでしょうが、同期の桜も♪
そして大事なこと♡
>「いつまでも 傍にいるわ」
そういう安心感が大事だと思います。いいお話を有難うございました。
1年半ほど前に判明した我が家の千恵子選手の「アルツハイマー型認知症」はまだ初期(?)の段階で、日常生活には支障はありませんが、それでもよく言われるとおり、昔の記憶はしっかりしていてごく最近や数時間から1,2時間前の記憶があいまいなことが多くなりました。
薬で進行を送らせていますが、完治は望めず、日々状況に適応すべく心構えをしているつもりです。
確かに童謡や昔の歌などはよく覚えていますね。
のびたさん、久々に聴く「スイート・キャロライン」・・懐かしくそして元気が出ました。
昔 ミュージカル映画を見たような?
この歌は 素敵な歌詞とメロディです
脳科学者の表現は 難しい(笑)
記憶の瘤です 良い方の塊でしょうか
ゆりさんの記憶に有る歌 舟木一夫さんの「夕笛」ですね
昨日 たまたま録画して見ていたのは 舟木一夫さんの55周年?記念コンサートでたっぷり彼の曲を聴いたばかりです
これと 同期の桜(笑)の組み合わせ
同期の桜は 永く勤めた会社 男社会の中で 宴会となれば肩を組んだり 声張り上げて歌ったものです
認知症になって 夫婦の会話も失っていたが バンド活動の記憶が 夫婦の知り合ったころの曲と共に蘇って来たのです
彼女の傍で 歌を歌い 愛しているよ
💛 いつまでも 傍に居るわ
まるで映画のシーンのようで 一緒に涙を流しました
川柳 折句で「地」おめでとう
明日 ブログで・・・
薬で進行を遅らせて居られること 更に音楽療法の効果はいかばかりかと思っています
随時 アップして戴く絵手紙の素晴らしさ 感銘しています
久々に聴く「スイート・キャロライン」 良い歌だったんだなぁと しみじみ聴きました
のびたさんのピアノも気持ちが入っているので皆さんにとっては、感動もあると思います。
愛のある良いお話、ありがとうございました。
元気な時は、「愛しているよ♡」なかなか言えない言葉も、いつか、どちらかが・・・感謝の気持ちで言えたらお互い穏やかな気持ちになつて、素晴らしいね。
のびたーマンは、毎回「愛しているよ。」って、みんなにピアノを弾いているのでしょ~~ね。(笑)みんなもピアノが始まれば、穏やかに優しい気持ちになって、「私たちも愛しているよ。」って、ピアノと歌が、融合するのよね。素直な気持ちになれるって、素敵ね。💛(⋈◍>◡<◍)。✧♡
アルツハイマー型認知症と聞くとなんだかとても怖くて自分がそうなったらどうしようと思ってしまいます。愛する方たち、お世話してくださる方たちのことなどもまったくわからなくなってしまうなんて悲しいです。親戚ですが、母親が介護施設に入っていて息子が訪問していました。ある日母親が息子に「あなたは誰だったかしら、名前を忘れてしまったけれど、いつも優しくてあなたの顔は覚えているの。」と言い、そういわれた男性は泣いていました。またもう亡くなられた牧師様ですが認知症になり、奥様が讃美歌を次々と歌いだすとその方も歌い始め「牧師の時の顔に戻った」と奥様が仰っていました。
私も音楽療法は効果があると思います。のびたさんの活動は素晴らしいことだといつも思っています。
スウィート・キャロラインってエルビス・プレスリーの歌だったのですね。久しぶりに聞きましたが良い歌ですね。いつもご紹介ありがとうございます。