発電リュック、発電床──暮らしの中に「発電」を
暮らしの中に発電を──とばかりに、ラッシュアワーの雑踏を活用する「発電床」の取り組みや、持ち運びできる太陽光発電機器の開発などが進んでいる。
資源エネルギーの先細りが懸念されるなか、太陽光や風力などの「新エネルギー」への注目度が高まっている。そんななか、「生活の中で発電を」──とばかりに、ラッシュアワーの雑踏や体の振動を「電力化」する取り組みや、持ち運びできる太陽光発電機器の商品開発などが進み、一部の商品は人気に生産が追いつかない状態となっている。(森浩)
JR東日本が東京駅で行った発電実験風景。自動改札機近くにある黒いマットが「発電床」だ(撮影・森浩) “体の動き”を利用した発電が注目を集め始めている。JR東日本が実用化を目指しているのが、「雑踏」を利用して発電する技術だ。「人が足を踏みおろす際の振動を発電につなげようという試みです」とJR東日本広報では解説する。
開発した「発電床」は、ゴムマットの内側に、歩行によってかかる力を電気エネルギーに変える部品を取り付けている。靴のサイズが大きい男性が通過する方がより多くの電気が得られるという。
昨年末から実用化に向けた実験に着手。JR東京駅の改札口に「発電床」を敷いておこなった実験では、1人が通過する際に70~100ミリワット秒の電気が得られたという。
ある1日の始発から終電までに得られた電力は6000ワット秒。「電球を1分間点灯させる程度」(同社広報)とまだまだ実用化には遠い状況だが、将来的には電光掲示板のエネルギー源などとして使うことを視野に入れ、今後技術開発を進めていく方針だ。
同じく体の動きを利用しようとしているのが、伊藤忠商事と米国のベンチャー企業のシースリーエスだ。コイルの近くで磁石を動かすと電流が発生する「電磁誘導」を応用。「体などに装着して歩くと電気が発生する装置を携帯電話の充電用として販売する予定です」(伊藤忠商事広報)。数回振るだけで使用できる電池不要のリモコンも家電メーカーと開発中で、「応用できる範囲は広い」と同社は“将来性”に期待を寄せる。
「簡易型ソーラーシステム」 身近な発電の象徴ともいえるのが太陽光。「環境への配慮や技術の進歩によって、ここ数年、誰にでも使える実用的な商品がぐっと増えてきています」と解説するのは、太陽光発電機器を幅広く販売するナチュラルスカイ(埼玉)。
同社が展開する「簡易型ソーラーシステム」は、フル充電に50~60時間かかるが、パソコンの電源や防災用電源として使用できるなど用途は幅広い。価格も2万8000円からそろえ、手が届きやすい値段となった。
また、売れ筋なのが、太陽の光によって自動車のバッテリーを充電する「自動車用バッテリーセーバー」。パネルを車内のダッシュボードに置いて、端子をヒューズボックスなどにつなげるだけで、バッテリー上がりを防ぐことができる。
発電できるリュックサック「ジュースバッグ」 発電できるリュックサック「ジュースバッグ」を展開するのは、輸入販売を手がけるReware(リウェア) Japan(東京)。

カバンの背の部分に54枚のソーラーパネルを取り付け、ケーブルをつなぐことで携帯電話や情報端末、デジタルカメラなどの充電が可能となる。「日光の強さにもよりますが、携帯電話や携帯ゲーム機なら2、3時間ほどで充電が完了するほどの性能です」(同社の上西範久さん)。昨年の発売以来、アウトドア関係者を中心に人気を集め、現在生産が追いつかない状況だという。
(ITMediaより引用)
リュックに太陽光発電が付いているのは素晴らしいと思う。環境にもいいし、便利。







暮らしの中に発電を──とばかりに、ラッシュアワーの雑踏を活用する「発電床」の取り組みや、持ち運びできる太陽光発電機器の開発などが進んでいる。
資源エネルギーの先細りが懸念されるなか、太陽光や風力などの「新エネルギー」への注目度が高まっている。そんななか、「生活の中で発電を」──とばかりに、ラッシュアワーの雑踏や体の振動を「電力化」する取り組みや、持ち運びできる太陽光発電機器の商品開発などが進み、一部の商品は人気に生産が追いつかない状態となっている。(森浩)
JR東日本が東京駅で行った発電実験風景。自動改札機近くにある黒いマットが「発電床」だ(撮影・森浩) “体の動き”を利用した発電が注目を集め始めている。JR東日本が実用化を目指しているのが、「雑踏」を利用して発電する技術だ。「人が足を踏みおろす際の振動を発電につなげようという試みです」とJR東日本広報では解説する。
開発した「発電床」は、ゴムマットの内側に、歩行によってかかる力を電気エネルギーに変える部品を取り付けている。靴のサイズが大きい男性が通過する方がより多くの電気が得られるという。
昨年末から実用化に向けた実験に着手。JR東京駅の改札口に「発電床」を敷いておこなった実験では、1人が通過する際に70~100ミリワット秒の電気が得られたという。
ある1日の始発から終電までに得られた電力は6000ワット秒。「電球を1分間点灯させる程度」(同社広報)とまだまだ実用化には遠い状況だが、将来的には電光掲示板のエネルギー源などとして使うことを視野に入れ、今後技術開発を進めていく方針だ。
同じく体の動きを利用しようとしているのが、伊藤忠商事と米国のベンチャー企業のシースリーエスだ。コイルの近くで磁石を動かすと電流が発生する「電磁誘導」を応用。「体などに装着して歩くと電気が発生する装置を携帯電話の充電用として販売する予定です」(伊藤忠商事広報)。数回振るだけで使用できる電池不要のリモコンも家電メーカーと開発中で、「応用できる範囲は広い」と同社は“将来性”に期待を寄せる。
「簡易型ソーラーシステム」 身近な発電の象徴ともいえるのが太陽光。「環境への配慮や技術の進歩によって、ここ数年、誰にでも使える実用的な商品がぐっと増えてきています」と解説するのは、太陽光発電機器を幅広く販売するナチュラルスカイ(埼玉)。
同社が展開する「簡易型ソーラーシステム」は、フル充電に50~60時間かかるが、パソコンの電源や防災用電源として使用できるなど用途は幅広い。価格も2万8000円からそろえ、手が届きやすい値段となった。
また、売れ筋なのが、太陽の光によって自動車のバッテリーを充電する「自動車用バッテリーセーバー」。パネルを車内のダッシュボードに置いて、端子をヒューズボックスなどにつなげるだけで、バッテリー上がりを防ぐことができる。
発電できるリュックサック「ジュースバッグ」 発電できるリュックサック「ジュースバッグ」を展開するのは、輸入販売を手がけるReware(リウェア) Japan(東京)。

カバンの背の部分に54枚のソーラーパネルを取り付け、ケーブルをつなぐことで携帯電話や情報端末、デジタルカメラなどの充電が可能となる。「日光の強さにもよりますが、携帯電話や携帯ゲーム機なら2、3時間ほどで充電が完了するほどの性能です」(同社の上西範久さん)。昨年の発売以来、アウトドア関係者を中心に人気を集め、現在生産が追いつかない状況だという。
(ITMediaより引用)
リュックに太陽光発電が付いているのは素晴らしいと思う。環境にもいいし、便利。








