今日の呑み鉄散歩も西武線。JR線と旧国鉄線の “呑み潰し” を目標に始めた大人の遊び、
いつの間にか私鉄線にも手を出してハードルを上げてしまった。
西武国分寺線は国分寺から東村山へ延び、JR線と新宿線を連絡している。
西武園競輪開催日の日中、国分寺線は終点の東村山から西武園線に直通している。
と云うことで西武園行きに乗車、国分寺線は東村山まで僅かに4駅10~12分の旅だ。
東村山駅西口はランドマーク的な高層マンションが建ち、駅前広場はずいぶん整っていた。
和菓子処・餅萬に “だいじょうぶだァ饅頭” の看板、そう東村山は志村けん氏の出身地。
新宿線に国分寺線そして西武園線がX字に交わる東村山駅は電車が頻繁に発着、
競輪開催日の今日は国分寺からの電車がここから西武園線に入線する。
西武園線は閑静な住宅地や都立八国山緑地と北山公園の緑の中を抜けて行く。
北山公園は親水公園、稲架(はさ)掛けがあったり鷺が遊んでいたり癒しの空間だ。
東村山と競輪場・遊園地・ゴルフ場が広がる終着駅の西武園までは乗車時間は僅かに3分。
車止めの先はもう都県境、500mも行けば多摩湖が広がっているはずだ。
まるで一般の住宅のような野口製麺所は宅地と農地が混在する一角に在る。
讃岐うどんに魅せられたご主人、150軒を食べ歩き研究し、脱サラで店を開いたそうだ。
産みたて卵や天ぷらなど結構トッピングアイテムも揃って楽しい。なぜか「おでん」が
煮えていて美味しそうな香りが漂う、こんな店が近所にあったら結構通ってしまうかも。
とりあえず屋外のテーブルで生ビールを呷って、釜揚げのうどんを待つ時間が楽しい。
「武蔵野うどん」は、多摩から埼玉西部へと広がる武蔵野台地に普及した郷土料理。
なかでも東村山は「肉汁うどん」の発祥地とされる。美味しい一杯をいただいた。
お腹を満たしたところで八国山緑地を散策、「となりのトトロ」の舞台モデルとされ、
映画の中では “七国山” としてお母さんが療養する病院が所在する設定でした。
コナラやクヌギの雑木林が広がり、江戸時代の地形や道筋がそのまま残っているそうです。
野鳥の声を聞きながらの森林浴、リフレッシュできた気がします。
西武国分寺線 国分寺~東村山 7.8km
西武西武園線 東村山~西武園 2.4km 完乗
木綿のハンカチーフ / 太田裕美 1975