旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

旅の途中の酒場探訪 岐阜「ニュータマミヤ」

2021-11-03 | 津々浦々酒場探訪

 駅前のホテルから眼下を見下ろすと、まるで廃墟のような繊維問屋街が暗く広がっている。
でもその先の岐阜横丁やら玉宮界脇がキラキラと煌めいている。そうか、柳ヶ瀬まで行かなくても呑めるんだ。
っで、ボクは紅い大きな提灯に誘われて、ニュータマミヤにフラフラっと。古くからある居酒屋らしい。

先ずは生ビールと基本の “ポテサラ” で始める。入り込み時なのかサーブまで時間がかかる。
“豚角煮” が届くまでには結構時間がかかった。でもこの濃ぉいスープにとろとろの甘辛煮が絶品。
これは生ビールかハイボールが合うな。でもすでに日本酒を啜っている。地元は各務原の “百十郎” だ。
赤面(あかずら)の大辛口純米吟醸は日本酒度+12、香り控えめの旨い酒。いやいやこれ濃い味の料理にあう。

カウンターの中はご夫婦だろうか、手際良くテキパキとした動きが気持ちがいい。
ホールの可愛らしいお嬢さんは、小柄な背丈も同じぐらいのふたり。まるでWink(古い?)みたい。
清潔感があって、見目麗しく、でも媚びることのないサービスには好感度が高い。
雑然として昭和感たっぷりな店だけど、客層もいいなぁ。意外とカップルが多い。気持ち良く呑める店だ。

これはお隣の名古屋風?甘辛い味噌だれをつけていただく “おでん” が美味しい。
二杯目もこれまた各務原の酒 “長良川” を。スッキリ爽快な飲み口の辛口が楽しい。
お腹いっぱいほろ酔いの小一時間、これで2,400円ほど。近くにあれば通っちゃうパフォーマンスだね。
名古屋、岐阜とご機嫌な酒場に巡り会って、明日は高山本線を呑み潰して富山に抜けます。

二人歩記 / 長渕剛 1981
     



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