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Question 16:
留学生の子に「明日雨が降るみたいよ」って言おうと思ったんですけど、「みたい」っていうのをどう言っていいかわからなくて、とりあえず、「It will rain tomorrow.」て言いました。でもそれじゃあ、「雨が降るでしょう」って感じだと思うので、何か違う気がします。本当はどう言えばいいですか?(16歳、高校生女子(のつもり))
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Answer:
う~ん、「みたい」「かもしれない」「きっとそう」とか、細かい気持ちを表わすのって、結構難しいよね。でも、英語でそのような話し手の気持ちを表わすものが何なのかは、willを使ったわけだから、わかっているみたいですね。そう、助動詞ですね。助動詞については前にも何回か話をしたので、だいたいわかっているとは思うけど、ちょっと復習しておきましょう。助動詞は、主語の名詞のすぐ後にきて、その後にくる動詞(主動詞)を使うにあたって、その意味に付随する自分の気持ちを相手に伝える役目をする、will, would, can, could, may, might, should, mustのような(他は省略)語のことですね。では、本題に入ります。今回の質問にある「みたい」で言いたいのは、結局何だろうね?
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え、みたい…だから、そうなるみたい、ってことなので、可能性を言いたい、ってことですかね~?
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そうだね。雨が降るかどうか、その可能性がどれくらいあるのか、その自分の判断を相手に伝えているからね。では、可能性•見込み(probability)を伝える助動詞にはどんなものがあり、willは適当な言葉だったのか?その辺を考えていきましょう。まず、willについて。will は、「降るでしょう」って感じと言ったよね。そしたら、可能性について、どれくらい強いと思って使う言葉だと思う?
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やっぱ、一番強いんじゃないですか?
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そう、will はその可能性が一番強いと思っている時に使う言葉だね。じゃあ、後、可能性を表現する時に使える助動詞を考えてみようかな。何か他の助動詞、浮かばない?
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え~、may…かもしれない。should…すべき?あ、違うかな、これは?あと、must、に違いない、かな?あ、mightも使えるかな?
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だいたい出たみたいね。では、答えです。以下にその可能性(この場合は雨が降るかどうか)が低いものから高いものの順に並べた文を記します。
It could/might rain tomorrow.
(明日雨が降るってこともあるかもね。)
It may rain tomorrow.
(明日は雨かもしれないな。)
It should rain tomorrow.
(明日は雨のはずだよ。)
It will rain tomorrow.
(明日は間違いなく雨だね。)
どうですか?could とかmight は、はっきりしない気持ち(状態)を表わし、それがもうちょっとはっきりすると、その現在形と言われる(あくまで、言われる、ですが)mayを使う(上の場合は、canは適当ではないので出てきません)。should は、すべき、っていうことから、論理的に考えて何かが起こる可能性が高い、という気持ちを表わしたい時に使われます。なので、3番目になっています。あなたの「降るみたいよ」って気持ちが、どれに当てはまるのかは、自分で考えてみてください。いいかな、これで?
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はい、まあ、わかりましたけど、その別々の気持ちをそれにあった助動詞に結びつけて言うのって、難しくないですか?超難しそうですけど~あ、すみません…。
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あ、気にしない、気にしない。なるほどね。確かに最初のうちは助動詞と気持ちを一緒にするのは難しいかもね。でもそうする努力をしないと、いつまで経っても英語の大事な部分をマスターできないので、とりあえずは頑張って練習して、使ってみること。でもその間と言っちゃなんですが、以下に同じ気持ちを、別の言い方にした文を記しますので、そちらの方も確認して、機会があれば使ってみてください。
It is possible that it will rain tomorrow.
It is quite possible that it will rain tomorrow.
It is probable that it will rain tomorrow.
It is certain that it will rain tomorrow.
ここでは、possibleとprobableの違いに注意してください。probable の方が、あり得る可能性が高い時に使います。certain は、確か、って意味だから、いいですね。では最後に皆さんに質問です。以下の文の括弧に、適当な助動詞を入れてみてください。
Naoki: Someone is at the door. I wonder who that is?
You: That ( ) be Tom.(トムかもね。)
That ( ) be Tom.(トムじゃないかな。)
That ( ) be Tom.(トムだと思うよ。)
That ( ) be Tom.(トムに違いないよ。)
That ( ) be Tom.(トムだよ、きっと。)
答えは次回にお知らせします(^^)。Please look forward to it. See you next time, then. Bye, guys!
(End of Story)![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_do.gif)
(参考文献:Celce-Murcia, Marianne, and Larsen-Freeman, Diane. 1983. The Grammar Book, Rowley, Mass.: Newbury House.)
Question 16:
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_eye.gif)
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Answer:
う~ん、「みたい」「かもしれない」「きっとそう」とか、細かい気持ちを表わすのって、結構難しいよね。でも、英語でそのような話し手の気持ちを表わすものが何なのかは、willを使ったわけだから、わかっているみたいですね。そう、助動詞ですね。助動詞については前にも何回か話をしたので、だいたいわかっているとは思うけど、ちょっと復習しておきましょう。助動詞は、主語の名詞のすぐ後にきて、その後にくる動詞(主動詞)を使うにあたって、その意味に付随する自分の気持ちを相手に伝える役目をする、will, would, can, could, may, might, should, mustのような(他は省略)語のことですね。では、本題に入ります。今回の質問にある「みたい」で言いたいのは、結局何だろうね?
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そうだね。雨が降るかどうか、その可能性がどれくらいあるのか、その自分の判断を相手に伝えているからね。では、可能性•見込み(probability)を伝える助動詞にはどんなものがあり、willは適当な言葉だったのか?その辺を考えていきましょう。まず、willについて。will は、「降るでしょう」って感じと言ったよね。そしたら、可能性について、どれくらい強いと思って使う言葉だと思う?
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そう、will はその可能性が一番強いと思っている時に使う言葉だね。じゃあ、後、可能性を表現する時に使える助動詞を考えてみようかな。何か他の助動詞、浮かばない?
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だいたい出たみたいね。では、答えです。以下にその可能性(この場合は雨が降るかどうか)が低いものから高いものの順に並べた文を記します。
It could/might rain tomorrow.
(明日雨が降るってこともあるかもね。)
It may rain tomorrow.
(明日は雨かもしれないな。)
It should rain tomorrow.
(明日は雨のはずだよ。)
It will rain tomorrow.
(明日は間違いなく雨だね。)
どうですか?could とかmight は、はっきりしない気持ち(状態)を表わし、それがもうちょっとはっきりすると、その現在形と言われる(あくまで、言われる、ですが)mayを使う(上の場合は、canは適当ではないので出てきません)。should は、すべき、っていうことから、論理的に考えて何かが起こる可能性が高い、という気持ちを表わしたい時に使われます。なので、3番目になっています。あなたの「降るみたいよ」って気持ちが、どれに当てはまるのかは、自分で考えてみてください。いいかな、これで?
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あ、気にしない、気にしない。なるほどね。確かに最初のうちは助動詞と気持ちを一緒にするのは難しいかもね。でもそうする努力をしないと、いつまで経っても英語の大事な部分をマスターできないので、とりあえずは頑張って練習して、使ってみること。でもその間と言っちゃなんですが、以下に同じ気持ちを、別の言い方にした文を記しますので、そちらの方も確認して、機会があれば使ってみてください。
It is possible that it will rain tomorrow.
It is quite possible that it will rain tomorrow.
It is probable that it will rain tomorrow.
It is certain that it will rain tomorrow.
ここでは、possibleとprobableの違いに注意してください。probable の方が、あり得る可能性が高い時に使います。certain は、確か、って意味だから、いいですね。では最後に皆さんに質問です。以下の文の括弧に、適当な助動詞を入れてみてください。
Naoki: Someone is at the door. I wonder who that is?
You: That ( ) be Tom.(トムかもね。)
That ( ) be Tom.(トムじゃないかな。)
That ( ) be Tom.(トムだと思うよ。)
That ( ) be Tom.(トムに違いないよ。)
That ( ) be Tom.(トムだよ、きっと。)
答えは次回にお知らせします(^^)。Please look forward to it. See you next time, then. Bye, guys!
(End of Story)
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(参考文献:Celce-Murcia, Marianne, and Larsen-Freeman, Diane. 1983. The Grammar Book, Rowley, Mass.: Newbury House.)