「僕の英語学習~焦りと苦悩、そして挫折の日々~」(第二話)
<睡眠学習法>
ある時、僕は人の記憶についての本を読み、考えました。「これは英語の勉強にも使えるかも?」と。考え方はこうです。ものを覚える(記憶する)時、寝る前にその努力を精一杯する。そして、寝る。すると、それは寝ている間も記憶の貯蔵庫に残り、他のことを考えていないわけだから、邪魔されずにそのままの状態でいる。しかし、そのことを意識的に記憶に留める努力はしていないので、その情報は時間の経過とともに徐々に薄れ、忘れ去られていく。しかし!です。7~8時間寝て、朝起きた後にすぐに再度覚える努力をすれば、その情報の記憶は強化され、その固定率が高くなり、覚えたいものが覚え易くなる、というものでした(そんな感じだったような?)。
そこで僕は英語の文(例えばEnglish Journalにあるインタビューものとか)を読み、その意味を理解すべく努力し、その後はヘッドフォンを頭につけてカセットを聞きながら寝ることにしたのです。え?うるさくて眠れなかったんじゃないかって?まあ、そんなこともあったような…でも、その頃は英語がうまくなるためなら何でもするぞ、って感じでしたから、気にならなかったです(笑)。
僕は眠りに入る時も、ぎりぎりまで聞こえてくる音(英語)に集中し、いつしか眠りの中へ…。朝起きると、当然カセットは止まっており、ヘッドフォンは枕元のどこかに行方不明。「ん?」と、寝ぼけ眼で手探りしてヘッドフォンを探し当てると、それをおもむろに耳にあて、テープ、オン!(Welcome to the English Journal. Today we are going to…)目を再度閉じ、ぼんやりとしたまま昨晩聞いた英語を再度しばし聞く…眠くなる…「あ、いけね。起きなきゃ!」はたと時計を見て現実に戻り、慌てて飛び起きる。これが当時の僕の典型的日常の始まりでした。あ、鏡に写る自分の顔の一部にへこんだところがあったり、耳が変形していたりは、ご愛嬌ということで…(イタッ)。
さて、その成果はいかに?う~ん、なんとも…。特にそのことで英語力が大きく伸びたと感じたことはなかったですね、少なくとも。でも、その朝の目覚めの後に通学の2時間が待っており、その間ヘッドフォンをつけっぱなしだったわけですから、気分的には英語浸けになっている感はありましたね。そうしている自分が他の連中と違う世界にいるような気がして、何か誇らしげな気持ちになっていたこと、また、そうすることで自分はアメリカ人(その時は英語=アメリカ人でしたので)になるんだって、本気で考えていたふしがあったこと(笑)を、今は懐かしく思い出します。まあ、ナイーブでしたね、ホントに。
この睡眠学習自体が効果的であるかはともかく、このやり方から、いくつか英語学習に大事な、また、効果的な学習上のポイントが見て取れるので、以下にまとめてみました。
1)英語の脳を作ろうと努力、あるいは、意識すること。
2)英語のインプット(頭に入れる=聞く)の量を出来るだけ多くすること。
3)英語を聞く時はリラックスしながらも、集中すること。
4)ネィティブになりきること。
え?4番はおかしいですって?いえいえ、これが結構大事なんですよ、初心者にとっては。英語なんて、僕たちにとっては結局外国語でしかなく、英語が公用語に指定されている国や、英語が日常に溢れている国と違って、日本人にはそれを使う(あるいは聞く)機会も極めて限られているし、ましてや、その文化も持っていない。特に言語は文化と一体ですから、英語を自然に使えるようになるためには、その文化的色合いを、多かれ少なかれ、自らも持つことは必要不可欠なわけです。そしてそうすることは、英語の脳を作る助けにもなります。
あ、もちろん、ルー(大?)さんのようになりなさいと言ってるわけではないですよ(笑)。でも、最初はそれくらい大げさに異国の文化を取り入れる努力をしてもいいということです。恥ずかしい?日本人の前ではそうですよね。だから彼はコメディアンでいれるわけです。あれが日常なら、へたすればどこかへ入れられちゃうか、あるいは、誰もそばに寄ってこない…。でも、例えばアメリカであんな言い方したらどうでしょうね~?まず、問題ないです。話す内容さえ英語でしっかり出来ていれば(チャンポンじゃなくネ)、あんな話し方でも、いや、その方がむしろ自然なコミュニケーションが出来るかもしれませんよ。ラテン系の人達でいますからね~、もっと派手な人達が。「相手が自分の言ってることがわからないのは、自分の英語が悪いんじゃなくて、わからない相手が悪い!」とばかりに自信を持って話す国の人達ほど、英語の進歩が早いんですよね~。これ、ホントですよ。
さて、今回のお話、いかがでしたでしょうか?僕がやったこと、一度トライしてみようと思いました?僕の頃はカセットプレーヤー(しかも結構大きい…)、今はiPod時代です。その気になればいつでも英語が聞け、見れる。しかも軽いですから、枕元でも大丈夫。問題があるとすれば、朝の手探りが多少長くなるくらいかな?
英語学習法の効率は、人のよって違います。それは、人の学習戦略(learning strategies)が脳の違いによって異なるためです。なので、いろいろなことを試行錯誤することが大事です。そのうち、「あ、これ、自分に合ってる」と思えるものが、いくつか出てくるはずです。でも結局何をしても、マイナスにはならないので、やる時は精一杯やってみてくださいね。では、今回はこのへんで。このシリーズ、もうちょっと続きそうで~す(ネタ、ネタ…)。次回をお楽しみに!Bye-bye,guys!
(End of Story)
<睡眠学習法>

ある時、僕は人の記憶についての本を読み、考えました。「これは英語の勉強にも使えるかも?」と。考え方はこうです。ものを覚える(記憶する)時、寝る前にその努力を精一杯する。そして、寝る。すると、それは寝ている間も記憶の貯蔵庫に残り、他のことを考えていないわけだから、邪魔されずにそのままの状態でいる。しかし、そのことを意識的に記憶に留める努力はしていないので、その情報は時間の経過とともに徐々に薄れ、忘れ去られていく。しかし!です。7~8時間寝て、朝起きた後にすぐに再度覚える努力をすれば、その情報の記憶は強化され、その固定率が高くなり、覚えたいものが覚え易くなる、というものでした(そんな感じだったような?)。
そこで僕は英語の文(例えばEnglish Journalにあるインタビューものとか)を読み、その意味を理解すべく努力し、その後はヘッドフォンを頭につけてカセットを聞きながら寝ることにしたのです。え?うるさくて眠れなかったんじゃないかって?まあ、そんなこともあったような…でも、その頃は英語がうまくなるためなら何でもするぞ、って感じでしたから、気にならなかったです(笑)。
僕は眠りに入る時も、ぎりぎりまで聞こえてくる音(英語)に集中し、いつしか眠りの中へ…。朝起きると、当然カセットは止まっており、ヘッドフォンは枕元のどこかに行方不明。「ん?」と、寝ぼけ眼で手探りしてヘッドフォンを探し当てると、それをおもむろに耳にあて、テープ、オン!(Welcome to the English Journal. Today we are going to…)目を再度閉じ、ぼんやりとしたまま昨晩聞いた英語を再度しばし聞く…眠くなる…「あ、いけね。起きなきゃ!」はたと時計を見て現実に戻り、慌てて飛び起きる。これが当時の僕の典型的日常の始まりでした。あ、鏡に写る自分の顔の一部にへこんだところがあったり、耳が変形していたりは、ご愛嬌ということで…(イタッ)。
さて、その成果はいかに?う~ん、なんとも…。特にそのことで英語力が大きく伸びたと感じたことはなかったですね、少なくとも。でも、その朝の目覚めの後に通学の2時間が待っており、その間ヘッドフォンをつけっぱなしだったわけですから、気分的には英語浸けになっている感はありましたね。そうしている自分が他の連中と違う世界にいるような気がして、何か誇らしげな気持ちになっていたこと、また、そうすることで自分はアメリカ人(その時は英語=アメリカ人でしたので)になるんだって、本気で考えていたふしがあったこと(笑)を、今は懐かしく思い出します。まあ、ナイーブでしたね、ホントに。
この睡眠学習自体が効果的であるかはともかく、このやり方から、いくつか英語学習に大事な、また、効果的な学習上のポイントが見て取れるので、以下にまとめてみました。
1)英語の脳を作ろうと努力、あるいは、意識すること。
2)英語のインプット(頭に入れる=聞く)の量を出来るだけ多くすること。
3)英語を聞く時はリラックスしながらも、集中すること。
4)ネィティブになりきること。
え?4番はおかしいですって?いえいえ、これが結構大事なんですよ、初心者にとっては。英語なんて、僕たちにとっては結局外国語でしかなく、英語が公用語に指定されている国や、英語が日常に溢れている国と違って、日本人にはそれを使う(あるいは聞く)機会も極めて限られているし、ましてや、その文化も持っていない。特に言語は文化と一体ですから、英語を自然に使えるようになるためには、その文化的色合いを、多かれ少なかれ、自らも持つことは必要不可欠なわけです。そしてそうすることは、英語の脳を作る助けにもなります。
あ、もちろん、ルー(大?)さんのようになりなさいと言ってるわけではないですよ(笑)。でも、最初はそれくらい大げさに異国の文化を取り入れる努力をしてもいいということです。恥ずかしい?日本人の前ではそうですよね。だから彼はコメディアンでいれるわけです。あれが日常なら、へたすればどこかへ入れられちゃうか、あるいは、誰もそばに寄ってこない…。でも、例えばアメリカであんな言い方したらどうでしょうね~?まず、問題ないです。話す内容さえ英語でしっかり出来ていれば(チャンポンじゃなくネ)、あんな話し方でも、いや、その方がむしろ自然なコミュニケーションが出来るかもしれませんよ。ラテン系の人達でいますからね~、もっと派手な人達が。「相手が自分の言ってることがわからないのは、自分の英語が悪いんじゃなくて、わからない相手が悪い!」とばかりに自信を持って話す国の人達ほど、英語の進歩が早いんですよね~。これ、ホントですよ。
さて、今回のお話、いかがでしたでしょうか?僕がやったこと、一度トライしてみようと思いました?僕の頃はカセットプレーヤー(しかも結構大きい…)、今はiPod時代です。その気になればいつでも英語が聞け、見れる。しかも軽いですから、枕元でも大丈夫。問題があるとすれば、朝の手探りが多少長くなるくらいかな?
英語学習法の効率は、人のよって違います。それは、人の学習戦略(learning strategies)が脳の違いによって異なるためです。なので、いろいろなことを試行錯誤することが大事です。そのうち、「あ、これ、自分に合ってる」と思えるものが、いくつか出てくるはずです。でも結局何をしても、マイナスにはならないので、やる時は精一杯やってみてくださいね。では、今回はこのへんで。このシリーズ、もうちょっと続きそうで~す(ネタ、ネタ…)。次回をお楽しみに!Bye-bye,guys!
(End of Story)
