「僕の英語学習~焦りと苦悩、そして挫折の日々~」(第一話)![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fuku.gif)
さて、今はこれでも結構英語が出来る人みたいに言われている僕ですが(そりゃあ、この歳になればね~)、英語を本気で勉強し始めた頃は、もちろん、まったくダメでした。特に聞く、話す、書くは…。え、じゃあ、読むは、って?まあ、辞書を引けばなんとか読めたような気はしますが、読むのは好きじゃなかったし、早く読めるわけでもなかったし、わからないこと、いっぱいありましたね(今でもありますが…)。で、これまで僕がたどってきた道を皆さんにお恥ずかしくも公開することで、皆さんの英語学習の少しでもお役に立てばと思い、昔を思い出し、自分なりにいろいろ試みたこと、味わった焦り、苦痛(?)などをまとめてみることにしました。「あ、私もそんな経験がある」「え、ばっかみたい!」「ふ~ん、やってみようかな?」等々、何か反応があるとうれしいです。もちろん、ばかにしていただいても結構です。でも、英語学習に一所懸命取り組んでいた姿だけは評価していただくと、超…あ、すごく、うれしいです(^^)。このシリーズ、思いつつままに書きますので、多少読みづらい点もあるかと思いますが、その時はご勘弁を…。では、始まり、始まり~。
<丸暗記時代>
僕は中学校、高校と、英語だけがなぜがよくできました。塾に行ってたんだろう、ですって?とんでもない。僕はそんなところに行ったこともなければ、家庭教師なんてものとも無縁の一般庶民。両親は、もちろん、英語なんか全くわからない。じゃあ、どうやって英語を勉強したか?参考書?いえ、そんなもの、買ったことなし。とにかく、勉強は教科書一本でした。辞書をしっかり引いて…?いえいえ、辞書などほとんど引くこともなく。したのは、本の裏にある単語のまとめをみて、教科書の各レッスンの英文の下にわからない単語の訳を書き、全文の訳をして(関係代名詞があれば、~というところの、とか言いながらね)、その英文全体を日本語訳と一緒に覚えることです。そう、丸暗記したわけです。試験の時はそれを思い出して書けば、だいたい問題なくいい点が取れました。この方法で、僕は高校2年の始めに英検2級を取得しました。英文を読む、理解する、その文の全体の意味を覚える。そんな方法で、それまでの試験は問題なくクリアしてきたのです。もちろん、その時の記憶は短期的なもの、つまり、短期記憶を精一杯使っての勉強だったわけですね。皆さんも、今同じ事やってるかな?
<英語のシャワーと独り言>
さて、英語が何となく出来る僕は、大学は英語を勉強するところと決めて、外国語学部英米語学科に入りました。ここに入れば英語が出来るようになる、話せるようになる…。そう思っていた僕ですが、現実はほど遠く、生の英語を聞くことはほとんどなく、もちろん、話すなど、まったくなし…あ、外人実習ってやつで、50人近く学生がいる中、先生が「Where do you live?」と言い、おもむろにクラスを見渡し、僕を指名。僕はその場で立ち、「I live in Hirakata City, Osaka.」と言う。先生は僕に、「Very good!」(他はシーン…)。こんな英語を話すことはありましたけどね(これ、会話?)。
そこで僕は考えました。「こりゃいかん。このままだと、大学卒業したって英語はものにならん。一人で勉強しなきゃ!」とね。その当時、僕は京都の大学に大阪の家から通っており、通学時間は、ほぼ2時間。バス、電車、バス、スクールバスを乗り継いでの通学(ふう、しんどかった…)。この時間を無駄にしてはいかんとばかりに英語の勉強に励みました。その頃、ソニーのウォークマンが出たばかりの頃(古!)、でも僕はそんな高い物は買えないため、安めのカセットプレーヤーを日本橋(関西人は知ってま~す)で買い、英語のテープを入れ、すし詰め状態の車中、必死でわかない英語を聞く毎日でした。何を聞いていたかって?メインは、アルクのEnglish Journal、そして、研究社出版の「時事英語研究」でしたね。その当時の英語学習のキーワードは「英語のシャワーを浴びる」でしたからね。その結果、ですか?まあ、耳は慣れたかもしれないですけど、話す方には繋がらなかったですね。だって、話す人、いないんですもの、ね~。
さて、電車のすし詰め状態から解放されて一息できたのが、京都三条駅から大学までの30分ほどのバスの中。この間はそんなに人も多くなく、ゆっくり時間が過ぎる憩いの時でした。そして、この間が絶好の勉強の時!とばかりに僕がしたこと…それは、独り言でした。え、日本語でぶつぶつと?って、そんなわけないでしょ。もちろん、英語で、です。なにしろ話す相手がいないわけですから、英語を話す機会がない…。でも話したい…。じゃあ、自分で自分に話しかけよう、と思ったわけです。いや、別に二重人格になったわけではないですよ(いや?いまでもその気はちょっとある?ないない!…?)。ん!ともかく、基本は、毎日起きたことを英語で言う、でした。つまり、こうです。
(帰りのバスの中で)Today, I got up at 6:10. I went to the bathroom first, and brushed my teeth and I ate breakfast. Today, I ate some bread and an egg. Oh, and a slice of ham. I changed my clothes and I left home at around 7:00. I got on the bus and went to the station and I got on the train. It was very crowded. I arrived at Sanjo Station at 8:10. I took a bus at the bus stop in front of the station. It took me about 32 minutes to arrive at Kamigamo Shrine. There, I got on the school bus and arrived at the college at 8:50. I ran to my class because my first class started at 9:00. It was a very busy morning.
どうです、この英語?中学校で、こんなのありましたよね~。そう、僕は日々、こんな独り言を口にしながら通学していたのです。でもね。毎日、毎日こんな英語を話してると(しかも一人で…)、段々、段々と気持ちが落ち込んでいったのを今も鮮明に思い出します。自分の英語力の限界を感じたからです。どんな限界ですって?気づきません、上の英語を見て?主語に注目してください。そう、I(私/僕)が多いでしょ。つまり、主語がいつもIばかりなのです。いつも、自分は、自分は、ばかり言っていて、それ以外が出てこない!大学生にもなって、しかも授業では小難しい英文学の本を見ているにもかかわらず、自分の口から出てくるのは、I, I, I,…子供じゃあるまいし、これは情けない…(涙)。そう思って英語学習に大きな壁、限界を感じたのがこの時でした。この壁をどうやって克服すべくもがいたのか?それは、次のお話にしたいと思います。では、次回をお楽しみに。Goodbye for now!
(End of Story)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_fuku.gif)
さて、今はこれでも結構英語が出来る人みたいに言われている僕ですが(そりゃあ、この歳になればね~)、英語を本気で勉強し始めた頃は、もちろん、まったくダメでした。特に聞く、話す、書くは…。え、じゃあ、読むは、って?まあ、辞書を引けばなんとか読めたような気はしますが、読むのは好きじゃなかったし、早く読めるわけでもなかったし、わからないこと、いっぱいありましたね(今でもありますが…)。で、これまで僕がたどってきた道を皆さんにお恥ずかしくも公開することで、皆さんの英語学習の少しでもお役に立てばと思い、昔を思い出し、自分なりにいろいろ試みたこと、味わった焦り、苦痛(?)などをまとめてみることにしました。「あ、私もそんな経験がある」「え、ばっかみたい!」「ふ~ん、やってみようかな?」等々、何か反応があるとうれしいです。もちろん、ばかにしていただいても結構です。でも、英語学習に一所懸命取り組んでいた姿だけは評価していただくと、超…あ、すごく、うれしいです(^^)。このシリーズ、思いつつままに書きますので、多少読みづらい点もあるかと思いますが、その時はご勘弁を…。では、始まり、始まり~。
<丸暗記時代>
僕は中学校、高校と、英語だけがなぜがよくできました。塾に行ってたんだろう、ですって?とんでもない。僕はそんなところに行ったこともなければ、家庭教師なんてものとも無縁の一般庶民。両親は、もちろん、英語なんか全くわからない。じゃあ、どうやって英語を勉強したか?参考書?いえ、そんなもの、買ったことなし。とにかく、勉強は教科書一本でした。辞書をしっかり引いて…?いえいえ、辞書などほとんど引くこともなく。したのは、本の裏にある単語のまとめをみて、教科書の各レッスンの英文の下にわからない単語の訳を書き、全文の訳をして(関係代名詞があれば、~というところの、とか言いながらね)、その英文全体を日本語訳と一緒に覚えることです。そう、丸暗記したわけです。試験の時はそれを思い出して書けば、だいたい問題なくいい点が取れました。この方法で、僕は高校2年の始めに英検2級を取得しました。英文を読む、理解する、その文の全体の意味を覚える。そんな方法で、それまでの試験は問題なくクリアしてきたのです。もちろん、その時の記憶は短期的なもの、つまり、短期記憶を精一杯使っての勉強だったわけですね。皆さんも、今同じ事やってるかな?
<英語のシャワーと独り言>
さて、英語が何となく出来る僕は、大学は英語を勉強するところと決めて、外国語学部英米語学科に入りました。ここに入れば英語が出来るようになる、話せるようになる…。そう思っていた僕ですが、現実はほど遠く、生の英語を聞くことはほとんどなく、もちろん、話すなど、まったくなし…あ、外人実習ってやつで、50人近く学生がいる中、先生が「Where do you live?」と言い、おもむろにクラスを見渡し、僕を指名。僕はその場で立ち、「I live in Hirakata City, Osaka.」と言う。先生は僕に、「Very good!」(他はシーン…)。こんな英語を話すことはありましたけどね(これ、会話?)。
そこで僕は考えました。「こりゃいかん。このままだと、大学卒業したって英語はものにならん。一人で勉強しなきゃ!」とね。その当時、僕は京都の大学に大阪の家から通っており、通学時間は、ほぼ2時間。バス、電車、バス、スクールバスを乗り継いでの通学(ふう、しんどかった…)。この時間を無駄にしてはいかんとばかりに英語の勉強に励みました。その頃、ソニーのウォークマンが出たばかりの頃(古!)、でも僕はそんな高い物は買えないため、安めのカセットプレーヤーを日本橋(関西人は知ってま~す)で買い、英語のテープを入れ、すし詰め状態の車中、必死でわかない英語を聞く毎日でした。何を聞いていたかって?メインは、アルクのEnglish Journal、そして、研究社出版の「時事英語研究」でしたね。その当時の英語学習のキーワードは「英語のシャワーを浴びる」でしたからね。その結果、ですか?まあ、耳は慣れたかもしれないですけど、話す方には繋がらなかったですね。だって、話す人、いないんですもの、ね~。
さて、電車のすし詰め状態から解放されて一息できたのが、京都三条駅から大学までの30分ほどのバスの中。この間はそんなに人も多くなく、ゆっくり時間が過ぎる憩いの時でした。そして、この間が絶好の勉強の時!とばかりに僕がしたこと…それは、独り言でした。え、日本語でぶつぶつと?って、そんなわけないでしょ。もちろん、英語で、です。なにしろ話す相手がいないわけですから、英語を話す機会がない…。でも話したい…。じゃあ、自分で自分に話しかけよう、と思ったわけです。いや、別に二重人格になったわけではないですよ(いや?いまでもその気はちょっとある?ないない!…?)。ん!ともかく、基本は、毎日起きたことを英語で言う、でした。つまり、こうです。
(帰りのバスの中で)Today, I got up at 6:10. I went to the bathroom first, and brushed my teeth and I ate breakfast. Today, I ate some bread and an egg. Oh, and a slice of ham. I changed my clothes and I left home at around 7:00. I got on the bus and went to the station and I got on the train. It was very crowded. I arrived at Sanjo Station at 8:10. I took a bus at the bus stop in front of the station. It took me about 32 minutes to arrive at Kamigamo Shrine. There, I got on the school bus and arrived at the college at 8:50. I ran to my class because my first class started at 9:00. It was a very busy morning.
どうです、この英語?中学校で、こんなのありましたよね~。そう、僕は日々、こんな独り言を口にしながら通学していたのです。でもね。毎日、毎日こんな英語を話してると(しかも一人で…)、段々、段々と気持ちが落ち込んでいったのを今も鮮明に思い出します。自分の英語力の限界を感じたからです。どんな限界ですって?気づきません、上の英語を見て?主語に注目してください。そう、I(私/僕)が多いでしょ。つまり、主語がいつもIばかりなのです。いつも、自分は、自分は、ばかり言っていて、それ以外が出てこない!大学生にもなって、しかも授業では小難しい英文学の本を見ているにもかかわらず、自分の口から出てくるのは、I, I, I,…子供じゃあるまいし、これは情けない…(涙)。そう思って英語学習に大きな壁、限界を感じたのがこの時でした。この壁をどうやって克服すべくもがいたのか?それは、次のお話にしたいと思います。では、次回をお楽しみに。Goodbye for now!
(End of Story)
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