私の「年賀状じまい」
私の年賀状は多い時には60枚近くあったが、ここ10年の間には亡くなった人、認知症になった人、ぱったり来なくなった人などで、半分近くに減った。
私は年賀状作りは嫌いではない。どんな年賀状を作ろうか、無料素材サイトからあれこれパーツをダウンロードし組み合わせる。パソコンの前に座り込んでそういう作業をしている時間は楽しい。
県北に住んでいた頃は親しい人たちに頼まれて、毎年、何種類もの年賀状を作っていた。1000枚近く印刷した年もある。が、当地への引っ越しを機にほとんど断ったが、よんどころない人にはこれまで通り作って印刷し、送ってあげている。
今年は家族写真入りが210枚ほど、白黒の会社用100枚、色刷り年賀状が180枚、合計490枚ほど印刷した。ハガキは先方から送ってくるが、印刷のインク代も手間賃も無料。ミスったらハガキを買ってきてやり直し、それも私の持ち出しである。年賀状作りはまったくのボランティアだが、遊びみたいなもので、結構楽しんでいる。
毎年、松が明けたらもらった年賀状を住所録で確認し印をつける。無印の人には来年から出さないことにする。が、すでに私の年賀状が届いているので、気を使って翌年また年賀状が届く。でも私は出していない。そういうちぐはぐな年賀状のやり取りはお互い気まずいから、はっきりと「年賀状じまい」でけじめをつけた方がいいと思ったのである。
年賀状のやり取りだけで、もう会うことはなかろうと思う人、身内やこれまで通りお付き合いが続く人、分けていったら約半々なので、「年賀状じまい」する旨を添え書きしたものと、これまで通りのものと2種類作った。
今年の正月も例年通り年賀状が届いた。ほとんどがパソコンで作ったものだが、みな手書きで添え書きがしてある。それを見たら「年賀状じまい」をしたことをちょっぴり後悔したが、今更取り消すわけにもゆかない。
困ったのは、昨年来なかったので出さなかった人の年賀状が5枚。この人たちには寒中見舞いに「年賀状じまい」する旨を書いて、立春までに出そうと決めた。
「年賀状じまい」をする人と、これまで通り続ける人との仕分けが難しかった。が、いずれ「年賀状じまい」をしなければならない時が来る、それも遠くない時期に…。それに、年賀状は本当に送りたい人にだけ送るというのが本来の姿だと思えば、これでよかったと思うことにした。
sirousagi は毎年AMD寄付金付き印刷で80枚、まだあまり減少はなく続いていますが
ボチボチ「お終い」になって行くのでしょう。
孫たちや姪の子供たちが喜ぶイラストでワード機能を駆使して(昔suri-ribaさんに基本操作を教えてもらいました)あ~でもないこ~でもないと自分が楽しんでの年賀状作りも皆中高生、もう誰も喜んでくれないし、それどころか
其々見事な筆さばき(コンピューターグラフィックなど)で送ってくれようになり、ばあちゃんの出番は0!!!
賀状に添え書きするのも今しばらくの間かな?
億劫になったきたらいよいよ「年賀状じまい」傘寿まではこのままで」と願っているのですが。
作るのが楽しみで、写真入りのは縦とか横とか、何種類も作ってデータをメールで送り選ばせています。何でもメールで済ませられるとは便利な世の中ですね。
今のところまだパソコンの操作だけは心配ないようなので、人さまの分だけでもがんばらなくちゃあ。
来年届く年賀状はわずか、寂しいだろうなあ。