2月初め頃、東京のNPO法人『チャイルド・ファンド・ジャパン』が「書き損じた年賀状でネパールの子どもたちの学習環境を改善しよう!」キャンペーンを実施しているという記事を見て切り抜いておいた。
募集しているのは、書き損じた年賀状やはがき、未使用の切手などで、ネパールの山間部では古くて雨漏りのする学校、教材や机が足りない教室が多いが、年賀状6枚で図書室に本を1冊、50枚で教室の机1つを贈ることができるという。
4月からは消費増税のため、はがきも切手も増額分は2円切手を貼らなくてはならない。めんどうだから、今あるものを贈ることにしたが、年賀はがきの書き損じが3枚、普通はがきが3枚、お年玉の切手シートが3枚だけである。
これでは本が1冊買えるかどうか。そこで思い出したのが、昔から集めていた記念硬貨と何枚かの新札である。封筒で送るのだからお札でないといけないので、その中から500円札3枚、100円札5枚と、海外旅行で使いきれなかった何種類かの小額紙幣を紙に包んで、はがきと一緒に送った。たったこれだけを現金書留で送るのも気が引けるので封筒に入れて普通郵便で送ったが、これは違法なので紛失しても文句は言えない。確認のしようがないが、無事に着いたと思いたい。
老前整理はほぼ完全にやったつもりだが、この記念硬貨は小箱に入れて引き出しの奥にしまっていたので、すっかり忘れていた。これに興味を示す小さな子どももいないし、私の死後、どさくさに紛れて捨てられては大変だ。
出してみると、古くは50年前の東京オリンピック、長野冬季オリンピックと札幌冬季オリンピック。これらの硬貨の裏側に各種目の絵柄が刻印されているのは知らなかった。記念硬貨が3万円と、2千円札など何種類かの新札を合計したら4万円4千円。シメシメ! これで4月に行く旅行費用が捻出できるぞ。
買取り業者へ持ってゆけば少しは値がつくかも? と欲張りババ。ということで、最寄の買取り業者の店にもっていったら、あっさり「銀行か郵便局で両替してください」とのつれない返事。ただし、昭和30年代の東京オリンピックの100円硬貨、“稲穂”と“鳳凰”の100円硬貨は10円アップ。
後日、ネットで調べてみたら、1万円以上の記念硬貨なら多少は値がつくらしいが、5千円や500円、100円などはみんな持っているからまったく値がつかないそうである。欲張りババの“取らぬ狸の皮算用”のお恥ずかしいお話でした。
1円札が10枚、値はつかなかったが、持っていても仕方ないので1円のまま。
長野オリンピックの5000円硬貨
大正11年の1銭硬貨
海外旅行で残ったマレーシアのコイン
韓国のコイン
香港のコイン
ハワイかグァム島の米ドルコイン
プレミア古銭とはいかなくともちゃんと通貨として役だってくれる。春の旅行に大きなプレゼントですね。
老前整理をかねて私も換金出来るお宝は無いか欲張りばーさん発揮で探索開始
記念硬貨は大きいので使用できない場合が多いとか。また偽物?と不審がられてもこまるので銀行へ持って行くことにしました。
今日の情報番組では、不要品やアクセサリーを換金して、消費増税前に買い物をしようという人たちを取り上げていました。
もう我が家には金目のものはありません。廃棄処分にするものはババが一番、でもこればかりはどこも引き取ってくれません。
老前整理第一弾終わったら、またぞろ要らない物が溜まり出し目が離せませんね。
本当に溜まるのはお腹の脂肪と、ガラクタばかり。
もう泥棒に入られても盗られるものは何もありません。
老前整理ももうすべて終わりました。これだけ容易万端整えていると、案外長生きするものらしいですね。年寄りが一番の不用品なのに…。