女性スタッフだけの便利屋さん！・・・

　世はアイデア時代、女性スタッフばかりの便利屋「株式会社クライアントパートナーズ」。代表取締役の安倍真紀さんは３０歳を超えて思うような仕事に巡り合えず、「仕事がないなら、自分で作ろう。そして新しい市場を開拓しよう」と女性スタッフだけの便利屋を開業、２年間で支店を１０カ所にオープンさせたという。
　『掃除から女装まで。何でも手伝ってくれる美人家政婦』飛び切りの美人揃い、それもほとんどが若い女性とあっては繁盛しないわけがない。同社への依頼内容は「部屋の掃除」から「話し相手」「婚活アドバイス」「介護サポート」「浮気調査」等多岐に渡り、「合コンの人数合わせ」や「友達に自慢したいので、かわいい女の子を３人用意して欲しい」なんてものまであるそうだ。
　７０名以上の様々な技能、実績、経験をもつ女性スタッフがいるそうで、その仕事内容は、★生活サポート（片付け、料理等）　★婚活サポート・介護サポート　　★各種代理代行・交渉代行・電話代行　　★探偵業務・尾行・調査・浮気調査　　★相談・悩み事・メンタルサポート　　★企業コンサルティング・営業代行・企画　　★人間関係／男女関係トラブル解決　　★業務請負・欠員補充・イベントサポートなどなど。料金は、出張費３,０００円＋基本料金　　２,９８０円／１時間　　年中無休　２４時間。

　今年の初めころだったか、テレ朝「スーパーチャンネル」で特集が放映された。ある独身男性は定期的に依頼、若い美人女性がやってきて掃除、洗濯、料理まで作ってくれる。料金は１回１万円を超えるが、それが唯一の贅沢であり、楽しみであり、明日への活力の基だという。モーニングコールを頼む人、７０代の“お母さん”の手料理を食べながら、話を聞いてもらう人、３人の美女に囲まれてホームパーティーをする人など、女性とのふれあいに縁のない独身男性からのニーズが多いようである。
　でも、若い女性が、独身男性の家に入り、身の回りの世話をすることに抵抗感はないのか。それほど高収入とは思えないのだが、私にはできない仕事である。

　これもテレビで紹介されていた、最近、私立の「新型幼稚園」が好評だという話。多摩市にある諏訪幼稚園では園の終了後に毎日お稽古教室を開いており、およそ７割が課外授業を受けている。園児の母親の約３割が仕事を持っており、習い事や延長保育がその受け皿になっているという。
　お稽古事に通わせるにも仕事を持っている母親は送り迎えに困る。それが同じ幼稚園で習うことができ、終われば自宅までバスで送ってくれる。英語・音楽・体育・水泳・書き方指導があり、少々、費用がかかっても公立では得られないサービスが人気だとか。
　また、幼稚園側からの塾の要請が急増しているそうで、終了後に園舎が塾にはや代わりする幼稚園もある。塾経営者にとっては場所の心配はいらないし、指導内容別の教師を派遣させるだけですむ。
　昨今、公立保育園、幼稚園の待機児童が大きな問題になっているが、色々なアイデアを駆使した私立幼稚園が次々を新設されているとか。国に期待していては埒が明かないということだろう。