夕暮れ間近になると海鵜の群れが一斉に南へ。塒へ帰るのかな?
2月の和風月名は「如月」だ。まだまだ寒さは厳しく冬を感じる季節だが、季語では2〜4月が春となるため「如月」は春の季語だとか。「如月(きさらぎ)」ということばの響きがなんとも優雅でいい。
だが私は2月にはイヤな思い出があって、気分がふさぐ。一昨年の2月1日、自分の不注意で転倒、大腿骨を骨折。100日近い入院を余儀なくされた人生最悪の日である。2年を経た今もなお、骨を固定した金具がずれて筋肉に当たり、痛いので左足に重心が掛けられない。
50年前にもスキーで転倒・骨折したが、膝と足首の間だったからか、若かったからか、ろくにリハビリもしなかったのに完全回復。今では骨折したことさえ忘れているのになあ。
2年経った今、以前と比べてできなくなったこと。階段は手すりがなければダメ。小走りもまったくダメ。右はいいが、左を横にして寝るのはダメ。正座はおろか、足を崩して座るのもダメ。普通の椅子に長時間座わるのはダメ。おまけに、左足をかばうので右足に負担がかかり、腰の具合も悪くなった。だが、できないからと言って横になってばかりいたら、そのうち寝たきり老人になってしまう。そう思うと、もどかしさにイラつき、焦る。が、自分の足で歩けるようになっただけでも幸せ、そう思うことによって何とか平常心を保っている。
また昨年の2月28日には、大切な友人の突然の悲報に唖然とした。コロナ禍拡大の時でもありご自宅への弔問は遠慮したが、未だ彼女と別れの挨拶もできずにいることが悔やまれてならない。
「1月はいぬる、2月は逃げる、3月は去る」という。春の訪れが待ち遠しい!
大儀でも毎朝のウオーキングはやっている。以前、NHKで紹介された「1、2、3ウオーキング」は、
①両手両足を動かしながら「1、2、3」と声を出す
②そのまま「1、2、3」「1、2、3」と繰り返す
③ふだん歩くときも、「1、2、3、1、2、3」と数えながら歩くと、脳のトレーニングにもなる・・・である。
ウオーキングから戻ると携帯の歩数計詳細情報を見る。この情報が正確かどうかは分からないが、数値の変化をみると正直なのは確かだ。①のとおりにやりながら歩くのと、考え事をしながら適当に歩くのとでは、エクササイズ量、歩数(3METs以上)、消費カロリー、脂肪燃焼量の数値がうんと違うのである。
最近は「1、2、3」「1、2、3」の間にワンテンポ呼吸が入る。そのワンテンポ分だけ速度が遅くなっているということだが、これも年のせいだろう。もう以前のような早足歩きはできないということらしい。トホホ!
大けがの後もまだ続けてこられたのですからね。私も最近このマンションでは車椅子生活は無理だし、さりとてバリアフリーに改装するのも厄介だし・・
ご近所では家族の一人が不自由になると改装されます。見せてもらったのですが、たいそうな工事ですね
この先いいことなんか起こらないですので、憂鬱です。
本当に良く回復なさって、色々不自由はおありでしょうが、持ち前の活力をで頑張っていらっしゃる様子に
励まされています。sirousagi も
歩行困難だけは何としても避けたい」と自分を鼓舞して
「歩け!歩け!」
筋肉強化は階段の上り下りが1番。
心拍数あげて血行も良くなり一石二鳥と毎日励んでいます。効果は何時まで続けられるか?ですが。
寝たきり老人になりたくない、ただそれだけです。幸い我が家は風呂場とベランダ以外はバリアフリーなので、車椅子生活でも何とかやれそうです。が、車椅子の乗り降り、動かすのにも腕の力は大事で、ダンベルで筋トレもやっています。
ウオーキングと朝夕の体操、なぜこんなに頑張らなければならないのか。老化は自然体で受け入れれば楽なのに、今はただ気力で頑張っているだけです。それもいつか折れるときがくるでしょう。
あるのは気力のみ。が、時に何のためにやってるの? 長生きのためならこんな無駄なことはやりたくありません。
階段の上り下りが一番有効なのは分かっていても、手すりが無ければ怖くてダメ。もし転んだらと思うと恐怖心で足がすくみます。
ケガしたくなければ動かないでいるのが一番ですが、それでは寝たきり老人になってしまいます。生きるってしんどいですね。