4月の謝罪会見で、堂々と受け答えする彼女を見て、信じられる、信じてあげたい、そう思った。だが、またもや新たな疑惑が持ち上がっているという。その疑惑とは、理研のリーダー級研究者に小保方さんが応募した際に提出した研究計画書で、人の細胞として示していた画像が、マウスの細胞を使った博士論文の画像の転用とみられることが分かったという。また、計画書の英文には、別の書類と同じ表現が多数あり、採用時の書類に新たな問題点が発覚したという。
コピペ、転用、盗用、流用、これらはデータの信頼性にかかわる行為である。だが、彼女の論文にはこれらの疑惑がついてまわり、もはや事実であるかのように報道されている。科学者としてやってはならないこと、それは彼女も百も承知だろうに、なぜか同じようなことを何度もやっている。一体、小保方さんって、どういう人なのか。賢いのか馬鹿なのか、さっぱり分からない。
報道によれば、小保方さんはSTAP細胞の作製を報告した主要な論文の取り下げに同意したという。補完的なもう1本の論文撤回には既に同意しており、英科学誌ネイチャーが2本の論文を撤回すれば、STAP細胞の研究成果は白紙に戻るという。
小保方さんは先月下旬から、実験試料などには直接触れないことを約束した上で、検証実験に立会って助言をしているという報道もある。もはや、STAP細胞の存在が実証されなければ科学者としての将来はない。また、STAP細胞が存在しないとなったら、彼女の人間性、品性、人格までも全否定されるかもしれない。まさに彼女は崖っぷちに立たされている。
一方、理研側の「自己点検検証委員会」が、1月の論文掲載時の報道発表に不適切な点があったとする見解をまとめたという。論文作成の経緯などを調べた報告書案で、「社会の注目を過度に集めるような報道発表の仕方が、問題を一層複雑にした」と指摘。また、新たな予算獲得につなげようとする研究者の思惑があったのではないかとも。
1月の発表の記者会見後、壁に「ムーミン」に出てくるキャラクターを貼ったおしゃれな研究室、かっぽう着姿で研究する小保方さんの様子などの報道は、理研のセンターをあげての対応であることは明らかである。なのに、すべてが小保方さん1人の責任であるかのような理研の対応は、マイナスのイメージに働くと判断したのであろう。
これはSTAP細胞騒動には関係ない話だが、小澤征悦主演の刑事ドラマ『TEAM-警視庁特別犯罪捜査本部』第8話の中で気になる会話があった。【メタンハイドレート研究の第一人者・関田博士が半年前の女性研究員殺害事件に関与しているとの書き込みを発見した佐久(小沢征悦)は、再捜査を願い出る。殺害された女性研究員のミスで実験中に爆発事故があったことを突き止めた佐久は、上司である関田博士に事情を聞きに行く。だが、それは関田博士の犯したミスで、保身のため親密な関係にあった女性研究員に責任をかぶせたのである。】
関田博士「彼女も30の壁にぶつかって悩んでいたようで。ありえないミスを犯してしまったんでしょう」
佐久「30の壁?」
関田博士「我々理系の研究者が、一度は乗り越えなければいけない年齢の壁のことですよ。私たちの世界じゃあ30までに何らかの研究成果をあげなければ将来はないということで…」
ここで小保方さんのことが頭に浮かんだ。彼女も現在30歳、年齢の壁に焦ったのか。理研や上司の期待に応えたい一心だったのか。ドラマのセリフとはいえ、妙に現実味を帯びた話に聞こえた。
iPS細胞一辺倒に走った政府の方針で、ES細胞から立体的な網膜全体を作った世界トップクラスの笹井芳樹理研副センタ―長の焦りではないか?と云う話も、もれきこえます。
たしかに小保方さんの未熟さは科学者として許されるべき事ではないでしょうが、何時かきっと真実のSTAP細胞発見まで彼女の才能を潰してしまうのではなく、応援してあげたいと思う老女もいますよ。
しっかり地に足付けて研究続けてほしいけど、稚拙すぎる
甘さもあるようですね。しっかりやり直して緻密な研究結果を出してほしいです。
次から次へと暴かれる疑惑には不信感が生れます。
美しくて頭がよくて、すべてを兼ね備えた人って、意外と嫌われることが多いのですが、科学者同士の競争意識はすごいのでしょうね。
こんなお粗末な研究成果を見抜けなかった理研にも呆れます。やはり予算獲得に利用されたのでしょうか。
これから彼女はどうなるのでしょうね。
あとは検証実験の結果を待つしかありませんね。
実験に立ち会うことが許されても、助言できるだけの研究過程を記したノートがあるのでしょうか。
STAP細胞の存在が実証できることを願いますが、何ともすっきりしないことが多すぎます。
小保方さんって、度胸がありますね。これだけの疑惑を指摘されても引き下がらない、さすが「リケジョ」です。