いよいよ明日、鳩山政権がスタートする。が、組閣人事でモタモタしているようなのがちょっと気に掛かる。先日の3党連立合意に至るまでもそうだが、亀山さんや福島さんの重要閣僚ポストの要求に対して調整に手間取っているらしい。だが、308の単独過半数を有する民主党が、社民・国新両党合わせて10議席の少数政党に、なぜこうまで振り回されるのか、少々苛立ちを覚える。参議院における民主党の議席が単独過半数に至っていないことが最大の理由だろうが、社民・国新党にしてもどこかと連立を組まなければ少数政党では何もできないのである。両党を重用するのはいいが、鳩山首相の間は閣僚や副大臣、政務官は代えないを原則と決めるならば、政治につきものの思惑や駆け引きに惑わされることなく、マニフェスト実行のため適材適所の布陣を願いたいものだ。
ところで、今回当選した衆院議員480人に、在任期間は30日と31日のわずか2日間なのに、歳費と文書通信費の計230万1千円が16日に満額支払われるという。
これと同じような事例が以前にもある。平成12年6月の総選挙では同月2日に解散したため、499人にたった2日間だけなのに1か月分が満額支給されている。また、2007年7月29日投票の参議院選挙でもわずか在任3日間でも121人に7月分が満額支給されている。
これについては以前から選挙の度に批判が起きているが、一向に改められる様子はない。産経新聞に、“政治とカネ”の問題に詳しい日本大学の岩井奉信教授(政治学)の談話として、「無駄遣いとしかいいようがない。日割りや返納などの制度を導入すれば済むのに、議員自らのことなので改正に意欲的でなかったのだろう。民主党は無駄遣いの撤廃を打ち出しているが、身近な点から改革しないと、国民の理解は得られないのではないか」という記事があった。まさにその通りである。
もう一つ、無駄遣いと思われる事例を…。14日の朝日新聞に、「新旧議員の入れ替わりで、衆院議員が事務所を構える議員会館の内装リフォームが進んでいる。契約額は約3400万円。議員会館は来年7月にも新議員会館に引っ越す予定で、議員からも「少しぐらい汚れていても、10カ月だけ我慢すればいいのに」と疑問の声があがっている。」という記事があった。
議員会館のすぐ隣で建設中の新議員会館は総事業費1100億円、来年7月ごろに引っ越す予定で、そのため今回のリフォームは“節約”したというのだが、どこが“節約”かと言いたい。議員はおのれの利害に関わることにはとかく消極的で、これまでも掛け声だけで終った改革案はたくさんある。
そして、民主党はマニフェストで掲げた「国家公務員の総人件費2割削減」について、給与引き下げと大幅な人員削減で、ほぼ半分ずつの実現を図る「公務員制度改革実施計画」(11~13年度)を策定する方針を固めたという。この実行により総人件費削減額は13年度で年間約1兆1千億円、人員削減は行政機関(総数約31万人)が主な対象とある。
しかし、国会議員は特別職の国家公務員となるので、国家公務員法は適用されない。ということは、国会議員はこの対象には含まれないということになる。麻生政権下でも議員定数削減や歳費削減について制度の見直しが検討されることになっていたし、民主党も改革の議題に上げたはずである。だが、いつのまにか立ち消えになってしまったようだ。国家公務員の人件費削減をやるなら特別職の国会議員の歳費削減、定数削減にも手をつけるべきではないだろうか。
読売新聞社と早稲田大学が共同実施した面接方式の全国世論調査で、これからの民主党に期待しているという人は72%に達したという。そして、民主に政権担当能力があると思う人は67%(前回51%)、衆院選結果から、日本の政治は良い方向に進むと答えた人は66%に上ったそうだ。しかし一方で、これからの民主に不安を感じる人は77%、有権者は期待とともに不安を持っているということである。国民は今、与党としての民主党の一挙一動に注目していることを忘れないでもらいたい。
ところで、今回当選した衆院議員480人に、在任期間は30日と31日のわずか2日間なのに、歳費と文書通信費の計230万1千円が16日に満額支払われるという。
これと同じような事例が以前にもある。平成12年6月の総選挙では同月2日に解散したため、499人にたった2日間だけなのに1か月分が満額支給されている。また、2007年7月29日投票の参議院選挙でもわずか在任3日間でも121人に7月分が満額支給されている。
これについては以前から選挙の度に批判が起きているが、一向に改められる様子はない。産経新聞に、“政治とカネ”の問題に詳しい日本大学の岩井奉信教授(政治学)の談話として、「無駄遣いとしかいいようがない。日割りや返納などの制度を導入すれば済むのに、議員自らのことなので改正に意欲的でなかったのだろう。民主党は無駄遣いの撤廃を打ち出しているが、身近な点から改革しないと、国民の理解は得られないのではないか」という記事があった。まさにその通りである。
もう一つ、無駄遣いと思われる事例を…。14日の朝日新聞に、「新旧議員の入れ替わりで、衆院議員が事務所を構える議員会館の内装リフォームが進んでいる。契約額は約3400万円。議員会館は来年7月にも新議員会館に引っ越す予定で、議員からも「少しぐらい汚れていても、10カ月だけ我慢すればいいのに」と疑問の声があがっている。」という記事があった。
議員会館のすぐ隣で建設中の新議員会館は総事業費1100億円、来年7月ごろに引っ越す予定で、そのため今回のリフォームは“節約”したというのだが、どこが“節約”かと言いたい。議員はおのれの利害に関わることにはとかく消極的で、これまでも掛け声だけで終った改革案はたくさんある。
そして、民主党はマニフェストで掲げた「国家公務員の総人件費2割削減」について、給与引き下げと大幅な人員削減で、ほぼ半分ずつの実現を図る「公務員制度改革実施計画」(11~13年度)を策定する方針を固めたという。この実行により総人件費削減額は13年度で年間約1兆1千億円、人員削減は行政機関(総数約31万人)が主な対象とある。
しかし、国会議員は特別職の国家公務員となるので、国家公務員法は適用されない。ということは、国会議員はこの対象には含まれないということになる。麻生政権下でも議員定数削減や歳費削減について制度の見直しが検討されることになっていたし、民主党も改革の議題に上げたはずである。だが、いつのまにか立ち消えになってしまったようだ。国家公務員の人件費削減をやるなら特別職の国会議員の歳費削減、定数削減にも手をつけるべきではないだろうか。
読売新聞社と早稲田大学が共同実施した面接方式の全国世論調査で、これからの民主党に期待しているという人は72%に達したという。そして、民主に政権担当能力があると思う人は67%(前回51%)、衆院選結果から、日本の政治は良い方向に進むと答えた人は66%に上ったそうだ。しかし一方で、これからの民主に不安を感じる人は77%、有権者は期待とともに不安を持っているということである。国民は今、与党としての民主党の一挙一動に注目していることを忘れないでもらいたい。
社民と国民新党との調整も、鳩山さんの宣言通り、時間をかけてじっくり仕上げた感じですね。 最初から強引と思える独断的な態度を取れば、それもまた批判を浴びると思います。
生活実感として私たちのところまで回って来るのはまだまだ先ですね。
不安交じりの期待で、見守っています。
代議士との繋がりは自民でも民主でも強いでしょうから、リフォームや建替えなどは簡単に止められないのでしょうが、それらを変えて行くのが政権交代への国民の期待と感じて欲しいですね。
海王星と冥王星は近年に太陽からの位置関係が
代わったようですが、それ以外は私もよく知りません。
夢占いについては、今日・明日の日記の内容がご返事となると思います。
だんだんと人事が決まっているようですね。
こうなったら小沢さんの存在は欠かせない。彼がいると言うだけで重みを感じるから不思議です。
野党自民党がてぐすね引いていますから、国会の論戦が見ものですね。
小さな無駄が大きな無駄につながります。徹底的に無駄の排除をしなければ財源の捻出は難しくなるでしょうね。
マニフェストの実行がどこまでできるか、注目していきたいです。
国会議員は、地方議員と待遇が全然違いますね。
その分、経費も掛かっていると思いますが。
まず地方議員から勉強していき、その後国会議員になった方が、しっかり力が付いていいのでは?と、自分は思います。
鳩山政権では、まず不景気な日本を良くして欲しいですね。
今回の民主党新人議員の中にはわずか10日ほど前に比例候補が足りないということで立候補の話があったという保母さんがいました。
それで当選したのですから政治のせの字も分からない全くの素人議員が多くいるということです。これからの議員教育が大事です。
来年2月には景気の二番底がやってくるという話もあります。しっかりした対応を期待しています。