2025年の国際博覧会(万博)の開催地が大阪に決まった。大阪での万博開催は1970年以来55年ぶり2回目だ。ちなみに万博は5年ごとに開かれるが、2020年はアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ、そして2025年の大阪万博と続く。ドバイなら行って見たいなあ。
大阪万博は5月3日から11月3日まで6カ月間。健康や医療分野における人工知能(AI)や仮想現実(VR)など先端技術の発展を紹介する見通しだとか。
会場は大阪湾の人工島・夢洲(ゆめのしま)。夢洲はカジノを設置した統合型リゾート (IR)の候補地としても推されており、今も埋め立て工事が続いているそうだ。
日本総合研究所の試算では統合型リゾートが誘致できれば、この2つで2025年に2兆6100億円の経済効果があるという。が、時代が明らかに違う。人々の知識も求めるものも大きく変わっている。「柳の下の泥鰌」、「捕らぬ狸の皮算用」とならねばいいが…。
大阪万博は1970年(昭和45年)3月15日から9月13日までの183日間、「人類の進歩と調和」をテーマに開催された。参加国は76ヵ国、国内32団体もパビリオンを開いた。開催期間中の入場者は6421万人におよんだという。
当時私は29歳、今から48年も昔である。私は1泊2日で2回行ったが、1回目は4月上旬で友人と2人。春休みだったので人の多いのなんのって、歩くのさえままならないほどだった。
どこのパビリオンも3~4時間待ちはザラ、レストランも有名店は長蛇の列で、足はだるいし、お腹はペコペコ。どこの国のパビリオンに入ったかも覚えていない。この時、初めて聞いた「バザール」という土産物売り場で、お土産をいろいろ買ったことは記憶にある。
2回目は7月中旬だったか、弟とその彼女(のちに結婚)の3人で行った。実をいうと、弟が「結婚したい人がいる」というので、私が家族代表で「品定め」に、初顔合わせに開催中の万博を選んだのである。
当日朝、とある駅で待ち合わせた。「薩摩おごじょ」の名のとおり、小柄で健康的な小麦色の肌、目の大きな可愛い女性だった。第一印象は良かった。
どこもすごい人出だったが、何はともあれアポロ11号が持ち帰った「月の石」だけは見なくては…、と4時間ほど並んでやっと入れた。が、立ち止まってはダメ、人に押されてぞろぞろ歩きながら横目でほんの数秒見ただけ。でも、私には何の変哲もない石に見えてガッカリしたのを覚えている。
何時間も並んで入ったレストランは、周囲がガラス張りの大きな円形の水族館になっていて、泳ぎ回る多種多様な海の生き物を眺めながら贅沢な昼食を楽しんだ。
その夜は弟のアパートに泊まったが、男の一人暮らしはムサイ。翌日大掃除をして帰った。たしかその翌年、2人は結婚したと思う。その2人も今はもういない。数年前、60代という若さで相次いで逝ってしまった。生きていれば孫たちと一緒に行くだろうか。
2回も行ったが、何かに感動したとか、行って良かったとか、何か心に残ったものは何もない。ただ費用はすべて私持ちだったので大散財したことだけは覚えている。
7年先は84歳、たとえ生きていてももう行く気はない。たとえ行ったとしても大変な人混みの中、押されてこけて踏んづけられてあの世逝き、そうなるのがオチだろうネ。
「なんとか博」はもういらないなぁ・・と思っていたら、内容が相当ハイレッベルだそうで、それなら成功するかな?
いずれにしても84歳で、もう迷惑になるから行くのは無理です。
今では7年も先のことよくまあ予定が立てられるものだと、呆れ顔
もうすっかり興味を失った未来社会。
そっと静かにお祭り騒ぎを眺めていましょうか?
正常な判断力と自力で暮らせていたらね。
「夢よもう一度」でしょうか。でも今は何でもある時代、よほど目新しいものがなければネ。まあ、外国人観光客に期待しましょうか。
タダで連れて行ってくれるといわれても、哀しいかなもうそんな元気はありませんわ。
この前の台風で国際空港は水浸しになったね。万博は大丈夫なのでしょうか。
私など覚めた目でみています。それでもまったく前の万博を知らない世代は興味をもつでしょうね。
入場料はどのくらいになるのでしょうか、あまり高いと若者にはちょっとムリかな?
7年先、生きているやらどうやら。まあ私など「世にはびこる」方ですので…。
失敗すると国民にツケが回ってきますので成功は祈りますが…。
夢洲とは多分当て字でしょうね。ゴミ処理場が一躍イメチェンして万博会場に…。さてさて如何なりますか?
今の盛り上がり気分が7年先までもつといいのですが、これからが大変でしょう。