今朝は5時ごろからカンカン照り。暑くなりそうだなあ。
山すその草むらに野イチゴがいっぱい。小さな赤い実が可愛いよ。
わが購読紙に寄せられた投稿文の一節が心に染みた。
『青春時代、中年を経て、老境に達すると幸せの形が少しずつ変化してきた。お金、地位、名誉が満たされることが幸せにはならない。ないものねだりをやめて、今ある目の前のことに心を動かされることで幸せを感じられる。人との比較をしなくなったら心が自由になった。憎んだり恨んだりすることをやめたら感謝に変わる。すると呪縛から解き放たれて心が軽くスッキリすることに気づいた。』
金もなければ地位も名誉もない「ないないづくし」のババ。ただ「死ぬまで自分の足で歩きたい」「認知症だけにはなりたくない」だけだ。これくらいの「ないものねだり」でも無理かしら?
昨日、6年前まで同じ階の二軒隣に住んでいたHさんから電話があった。ご主人の死後、孫の守りをするとかで、娘さんの住む大阪に引っ越して行った。以来、まったく疎遠だったので、何事かと驚いた。
彼女が言うには、孫のお守りがお役御免となり、気持ちを新たに転居した。現在、荷物の整理中だが、私の電話番号とメルアドを見つけ、懐かしくなって電話をしたと…。
彼女は昭和12年生まれだとか、だったら御年85歳。そんな年で転居を考え実行するなんて、そのバイタリティにはただただ感服する。彼女は某大英文科卒の才女で、ここにいた時から外国の友人グループと交流があった。大阪へ行ってからもその人たちの母国を訪問し、見聞を深めていたとか。
今はコロナで外国旅行は無理だが、3年前には友人の案内でロシアへ旅行したとか。私も昔、ロシアへの旅を試みたが、台風のため空港でおジャンに…。ロシアの素晴らしさを語る彼女が羨ましかった。
他人と比較するなんて愚かだが、経済的に恵まれた環境にいることもだが、外国へ旅行できる体力・気力があること。そして充実した日々を過ごしている彼女が羨ましかった。また「ないものねだり」しちゃったわ。
そして先日、新聞で知った。トヨタ自動車の豊田社長の2022年3月期の役員報酬は、前年より約2億4千万円多い6億8500万円。またソフトバンクグループ(SBG)の副社長を退任したマルセロ・クラウレ氏の退職金が45億6700万円だったとか。これらの金額がどれほどのモノか、まるで見当もつかないなあ。
別に大富豪になりたいとは思わないが、一度でいいからお金持ちになった気分を味わってみたい。みみっちい節約とはオサラバして、商品の値札を見ないで買い物がしてみたい。これこそ絶対に叶いっこない「ないものねだり」なのに、私ってバカだね!
今ないものを自由にあったら・・、あの分岐点で反対に歩めばよかったか? でも「今 こうしているのが
定めだった」と先日死にかけてわかりました。
今度もし生れ変わるなら・・超貧乏、超虚弱以外なら
まぁ無難に生きられるとおもう。
体調が悪い時は健康が一番、いつもそう思いますが、元気になると色々欲が出てきます。まあ何事も現状がベストと考え、「ないものねだり」はやめるよう心がけるつもりです。
もうこの歳になるとどう転んでも同じようなもの。若さを取り戻せるなら別ですが…。私は今度生まれかわれるならば、一にお金持ち、二に美人にと…。俗物はどうしようもありませんね。