コードの本、読みました。そして見事に自分の勘違いを発見。
ホ長調のⅠの和音はEの後にmなんか付けずに、Eだけでよかったのです。小文字のmは、マイナーの意味、すなわち、短調という意味が加わります。ホ長調のⅠの和音ミソ♯シ♯はマイナーではないので、mなんかいらないわけです。見事に間違っていました。すみませんでした。
しかし面白いことも分かりました。
ハ長調の場合、機能和声とコードの組み合わせはこのようになっています。音名と言えば、ドイツ語音名もあるのですが、ここのコードでは英語であらわします。そして連想していただきたいのは、串に刺した団子です。
ドミソ レファラ ミソシ ファラド ソシレ ラドミ シレファ
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ Ⅶ
C Dm Em F G Am Bm♭5
mの付いていないドミソ、ファラド、ソシレは明るい響きです。
Fのファラドはヘ長調 (♭1つ付く長調)、
Gのソシレはト長調 (♯1つ付く長調)のⅠの和音になっています。
mの付いたレファラ、ミソシ、ラドミは悲しい響きです。
Dmのレファラはニ短調 (♭1つ付く長調)、
Emのミソシはホ短調 (♯1つ付く長調)、
Amのラドミはイ短調 (♯も♭もつかない短調)のⅠの和音です。
ハ長調のⅦの和音シレファは、mのつかないBではありません、すなわち、長調の和音ではありません。
Bにしたいのだったら、
シレ♯ファ♯、ロ長調のⅠの和音にしなければなりません。
しかし、他のmのついた和音とも微妙に違います。
mだけがついた和音だとしたら、
シレファ♯、ロ短調のⅠの和音になるのですが
ここでは シレファ♯、のようにファに♯がついておらず、シレファ です。
そして問題のファは、シから数えたら、
シ ド レ ミ ファ
と5番目の音で5度あいています。
ただのmになるのだとしたら、その5どあいたファに、♯がついていなければならないのですが
シレファ の ファ には、♯がついていない、すなわち半音下がる=♭になる
というわけで、後ろに♭5という記号がつくわけです。
すごいな~。
そして、ここからが、分かってとてもよかったと個人的に感じたことなのですが、
長調のコードはすべて、このような配列になるとのこと。〇の中には、英語の音名が入ります。最初の〇には、音階の最初に来る音(主音)がきて、それから次の音へと移動します。
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ Ⅶ
〇 〇m 〇m 〇 〇 〇m 〇m♭5
♯が1つ付く ト長調の場合は
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ Ⅶ
G Am Bm C D Em Fm♭5
♭が1つ付く へ長調の場合は
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ Ⅶ
F Gm Am B♭ C Dm Em♭5
そして、問題の♯が4つ付く、ホ長調の場合は
Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ Ⅶ
E F♯m G♯m A B C♯m D♯m♭5
長調の場合は、ⅣとⅤの和音は、メジャーすなわち長調の和音になります。そしてⅣの和音は♯の1減った(♭の1増えた)下属調の、Ⅴの和音は♯の1増えた (♭の1減った )属調の和音になります。
当たり前と言えば、当たり前なのかもしれませんが、さすがコード、きわめてシンプルで説明しやすいように、作られています。感動的です!
長調でもこのようなきまりがあるのだから、短調でも絶対にあるに違いありません!
コードについては、またなにやらと説明をするかもしれませんが、気が向かれた方は、お付き合いいただけたらと思います。
(ちなみに今日はリコーダー吹いてきました。昨年末以来練習を放置していたまま1月がきてしまいました(汗)。ただ今やる気蘇り中。)