いろはにぴあの(Ver.3)

ピアノを趣味で弾いています。なかなか進歩しませんが少しでもうまくなりたいと思っています。ときどき小さな絵を描きます。

大風呂敷を広げたものの 

2012年01月29日 | ピアノ・音楽

先程は、コードの解説をすると、大風呂敷を広げたのですが、手元にある本を読んでいくと、そうすぐに説明できるようなものではないと判明。実際に音を鳴らして感覚でつかんだり、納得以前に理屈抜きで覚えたりすることもあるようです(汗)。今回はとにかくコード、挫折しないことが最大目標。本、最後まで読み通せるかな?挫折せずに学べるかな?解釈に生かせるようになれるかな?


なので、説明は、初歩の初歩段階か、興味深かった内容だけになるかもしれません。誠に勝手で申し訳ありませんが、了解いただけたらと思います。

 

 それから先ほどの記事、一部修正しました。和音というのは、基本的に3つ以上の高さの音が響く場合をさすということが判明。ここでは2音なので、ひとまず「音程」や「音」という言葉を使うことにしました。

 難しいけれども面白そうな内容だと思うので、分かるようになりたいことではあります。増とか減とか、本当に不思議&大切そうだし。


コードその4(まず2つの音から成る3度から)

2012年01月29日 | ピアノ・音楽

 間に他の記事が入るかもしれませんが、コードの記事、当分続きそうです。私自身、頭を整理するために書いているので、ペースもゆっくりになりそうだし、不備なところもあるかと思いますが、ご了承ください。本当はすっと繋がるはずかもしれないことが、なかなか頭の中で、すっと繋がらないので、繋がるようになりますように、という思いもあります。

 

 コードとなると、いわゆる三和音、とくに一番下の音(根音)と、根音の3度上の音(第3音)と、根音の5度上の音(第5音)を連想しやすいのですが、

 その前に、1度と3度の2つの音、すなわち、3度の音程から、考えていきたいと思いました。

 

 ハ長調の音階

 ド レ ミ ファ ソ ラ シ 

 

それぞれの音の3度上に、音を重ねていくと

 

 ドミ  レファ  ミソ  ファラ  ソシ  ラド  シレ  

 

になります。しかし、それぞれの音の間隔は、同じように見えて、実は違っています。主に鍵盤上での話ですが。

鍵盤を連想してみます。高い音に向かっていくとき

 

ドミ   の場合は   ド→ド♯→レ→レ♯→ミ  間に3本の鍵盤  ドミ

レファ  の場合は   レ→レ♯→ミ→ファ    間に2本の鍵盤  レファ

ミソ   の場合は   ミ→ファ→ファ♯→ソ   間に2本の鍵盤  ミソ

ファラ  の場合は   ファ→ファ♯→ソ→ソ♯→ラ  間に3本の鍵盤  ファラ

ソシ   の場合は   ソ→ソ♯→ラ→ラ♯→シ  間に3本の鍵盤  ソシ

ラド   の場合は   ラ→ラ♯→シ→ド     間に2本の鍵盤  ラド

シレ   の場合は   シ→ド→ド♯→レ     間に2本の鍵盤 シレ

 

というように、音によって違っています。赤字で示した間に3本の鍵盤がある音程と、青字で示した間に2本の鍵盤がある音程とがあります。

ド、ファ、ソが根音となった3度の音程には、間に3本の鍵盤があります。そういう音程を長3度と言います。

レ、ミ、ラ、シが根音となった3度の音程には、間に2本の鍵盤があります。そういう音程を短3度と言います。

 

 そして、昨日書いた、長調のコードを思い出してみます。ハ長調のコードでいきます。

 

ドミソ レファラ ミソシ ファラド ソシレ ラドミ シレファ 

 Ⅰ   Ⅱ    Ⅲ    Ⅳ    Ⅴ   Ⅵ   Ⅶ

 C   Dm   Em    F     G   Am  Bm♭5

ドミソ レファラ ミソシ ファラド ソシレ ラドミ シレファ 

 

ド、ファ、ソが根音となったコードは、mの付かないメジャーコード

レ、ミ、ラ、シが根音となったコードは、mの付くマイナーコード

 

になります。

 

ということは、

mの付かないメジャーコードの根音、ド、ファ、ソ は、 長3度の根音ド、ファ、ソ  と一致し

mの付くマイナーコードの根音、レ、ファ、ラ、シ は、短3度の根音レ、ファ、ラ、シ と一致します。

音が三つ串刺しになった三和音とはいえども、和音の響きの決定的な要素を決めているのは、根音と3度上の音、すなわち下半分の音

であることが見えてきそうです!

 

 Ⅰ   Ⅱ    Ⅲ    Ⅳ    Ⅴ   Ⅵ   Ⅶ

 〇   〇m  〇m   〇    〇   〇m  〇m♭5

和音の主な響き、mの有無の要素を決めているのは、下半分の3度の音程というわけです!

 

 たった2音だけで作られた、3度の音程だけでも、表情の大枠の要素を作っているということが分かります。

 

そして、3度上に、さらに和音が重なることによって、さらに表情に色付けがなされていくことになります。

 

他にも短調やら、減や増やら、ハ長調でいうとシレ の上に来る♭5の謎やら、気になることがいろいろあるのですが、頭を整理させながら、徐々に書いていけたらと思います。