いろはにぴあの(Ver.3)

ピアノを趣味で弾いています。なかなか進歩しませんが少しでもうまくなりたいと思っています。ときどき小さな絵を描きます。

スコット・ロス氏続き

2012年03月06日 | ピアノ・音楽

 昨日少し触れましたが、スコット・ロス氏について熱く紹介しているサイトを紹介します。(管理人様からもOKをいただきました)

スコット・ロス礼賛

 このサイトにはスコット・ロス氏のの生涯、主な録音、演奏の特徴が愛情を持って書かれています。「スカルラッティ」や「鍵盤のペルソナージュ」という記事を読んでその通りだと感じました。『ケネス・ギルバート氏インタビュー −ロスについて語る−』というところは、音楽に対する彼の姿勢を表しているような気がしました(彼は平均律第2巻13番をコンクールで弾きました。審査員が「自分が作曲したかのように弾いている」と評したそうです)。彼の演奏は、個性的なように見えて、実は楽譜にまっすぐ真摯に向き合ってアプローチしています。オーソドックスでどんぴしゃりなところはどんぴしゃりなのです。その上血の通った演奏になっています。そういうところに私は共感したのだと思いました。しかし楽譜に向き合う姿勢をダイレクトに演奏に反映させること自体、実は非常に難しいことでもあります。(しかも古楽器のチェンバロだし)それができている、ということは、高度なテクニックを持っているからなのしょうけどね。

 ちなみにYoutubeの彼の演奏には平均律やパルティータも入っています。一部の曲を抜粋したページもあります。興味のある方は探してみてください。

 明日は久しぶりに歌!早いもので今季最後。結局練習できていないのですが、楽しみです。


スコット・ロス氏

2012年03月04日 | ピアノ・音楽

 前回の記事で紹介した平均律第2巻13番についての話題が、他にはないだろうかと思い検索をかけていたところ、なんと、この第2巻13番を十八番にされていた方がいた、という衝撃的な事実が分かりました。そんな奇特な(ちょっと偏見のある観方かもしれませんが、第2巻13番というのは、平均律の中では、あまり採りあげられることが多くないような気がするので。)スコット・ロス、という方はだれだろう、と調べてみたところ、ますます衝撃的な事実が発覚しました。カリスマ性のあるチェンバリストだったのです。彼ことスコット・ロス氏は、1951年にアメリカのヒッツバーグで生まれ、フランスやカナダで活躍しました。楽譜を見ずに、自分自身が作曲したかのような演奏をするということで、まわりに衝撃を与えたものの、エイズにかかり38歳の若さで亡くなってしまいました。父、母も早く亡くし、本人も非常に個性が強く孤高な存在でした。しかしその演奏は非常に生き生きとのびやかで美しく、もし病気にかからずに長生きしていたら、もっと世の中に大きな影響を与えたに違いないです。クープランのチェンバロ作品全曲やスカルラッティのソナタ全集を録音しましたが、今も高く評価されています。CDは廃盤がほとんどで、手に入れるとなったら現在は中古でしか手に入らず、しかも平均律などはびっくりするほど高価なのですが、それでも、いや、それだからこそ、もっと知られていい演奏家だと思います。今日、運よく安く手に入れることのできたスカルラッティの中古のCDを聴いたのですが、セクシーでかっこよくてぞくぞくしました。音楽の神にあまりにも好かれすぎてしまったのかもしれませんね。熱烈なファンがいるというのもうなづけます。彼をあつく讃えるサイトもあります。熱烈なファン、とまではいかないかもしれませんが、私にとっても、大好きな演奏家の仲間にはいりました。

 Youtubeでもいくつか動画が紹介されています。まずバッハから紹介します。残念ながら平均律の第2巻13番はなかったのですが、この小プレリュードの演奏も素敵です。この低音を歌いこみ、和声もがっちりつかんだうえに躍動感のある演奏にほれぼれしました彼のCDが手に入れにくくなっている現在、本当に、Youtubeというものがあってよかったです。

バッハの小プレリュードBWV999(すみません。後ほど判明した情報ですが、この録音は、スコット・ロスご本人ではなくて、お弟子さんがロスの授業のために、録音したものだそうです(汗汗))

 

 

神様に祝福されたような悦びあふれたスカルラッティです。この演奏もですが、彼のスカルラッティの演奏は天からまいおりてきたようなはじけるような演奏だと思いました。生命力あふれるはつらつした演奏。なんだかスコット・ロス、ひげを生やしたモーツァルトにも思えてきました。(ちょっと大げさ?)

スカルラッティのソナタK209 

 

最後に紹介したこの演奏、おすすめ動画です!ドラマチックできびきびした演奏からは壮大なスケールが感じられます。勇気が湧いてきそうです。K21の深みのある哀愁には心動かされずにはいられません。引き立てる音の表現の仕方が素敵すぎます。強弱がないはずのチェンバロの表現力を底をつくまで生かしたような気がします。腕を交差させたり音を微妙に伸ばしたりタッチを工夫したりしているのでしょうね。見事な音楽性を感じ取れます。ここで初めて聴いた曲なのですが本当にすばらしい曲&演奏ですね。K141は他の演奏も聴いたことがありますが、こんなにかっこいい演奏を聴いたのは初めてです。彼はオルガニストでもあったそうですが、オルガンの演奏というのも聴いてみたいものです。(録音あるのかしらん)そして、ピアノには強弱やペダルという便利なものがありますが、その便利さにべったりと寄りかかりすぎてはいけないな、と思った次第です。

スカルラッティのソナタK21とK141


このごろ

2012年03月03日 | 日記

 先週は仕事、横浜に来てから今までありえなかったぐらい頑張ったような気がします。週の半ばは本当にどうなるだろうか、と思える状態でしたが、昨日一気に解決に向かい一安心。やってられない、と何度も思いながらも、奥行きや美学があるのだと感じた日々でした。しかし、休日もまったく休まずに出ている人たちもいます。体調不良の人が続出しています。納期に間に合わなければならないのでその人たちも出ないわけにはいかないのですが、心配でもあります。

 その一方身につけるべきことがさらにたくさんあるようで・・・。かなり無謀な面もあるのですが、今やっておくといいと思うこともあるので楽しみながらがんばろうと思います。

 ピアノの練習。朝の出勤前にちょびっとしていました。しかし最近、ピアノを弾く前、「えいやっ」というエネルギーがいることが増えています、ちょっとくたびれているのかな。

  しかし今日はひな祭り。女子の日だったのでした!(女子会という言葉もありますので、いいですよね)なんだかうれしいです。

  これからも、平均律や他の好きな曲の紹介等、音楽の話もまたしたいと思います。なので、よろしくお願いしますね。


ゆきやこんこん

2012年03月01日 | 日記

 今日は、雪が降りました。ゆ~きやこんこんで始まる「雪」という歌がぴったりあてまはるような雪の降り方でした。朝かなり積もっていて、すべらないように気を付けないといけないような状態でした。そのまま職場に入る私とは違い、子供たちにとってはうれしいひとときだったかもしれません。ちなみに横浜ではかなり降ったのですが、横須賀ではそんなに降らなかったそうです。東京は降ったけど横浜は降らなかったというようなこともこの前にありました。あまり離れていないような気がする三都市、雪についてはそうでもないようです。雪の写真を撮ろうにも、朝は激しく降りすぎて撮れず、昼はすっかり外に出るのを忘れており、結局とれずじまいでした。帰るときにはあとかたもない状態でした。

 そして帰宅後は地震がありました。結構長めでした。昨日は地震警報が夜中に鳴ったりするし。最近は夜中になまずが暴れる傾向があるようです。地震、起こると言われていますが、ぶり返さないでくれ~と念じています。