あれやらこれやら いろいろ沖縄

沖縄に住み30数年の県外居住者が見た沖縄の生活や人情・自然や文化、観光。「あれやらこれやら」気ままに。

沖縄の旅~国場川と奥武山公園~夏休みのおすすめコース

2009年08月04日 14時00分15秒 | Weblog
 写真はモノレール首里行きの車窓から撮った国場川。
橋は壷川駅と奥武山公園(オウノヤマコウエン)を結ぶ橋。
歩きの好きに人、自然を愛する人、家族連れの人、二人連れの旅人。
どなたにも会う散策コースだ。



 散策は早朝か夕方がいい。
沖縄は日の出が遅い。前日は早めに寝て、ホテルは6時には出よう。出来るだけ歩いて行く。
久茂地、泉崎、松尾、58号線沿いの松山、東町、西町辺りからも歩ける。上記の場所から、ゆっくり歩いても30分~40分で行き着くだろう。
 奥武山公園は運動公園であるが、園内には神社や護国寺がある。これもみどころ。
また、園内の木々には名前が付いているのでこれだけでも楽しい。
奥武山公園と平行して流れているのが国場川。
 園内の散策に飽きたら国場川を渡り、河畔の遊歩道を上流に向かって進むと市営の「漫湖公園」(マンココウエン)に出る。
国場側が広くなったこの辺一帯を漫湖とよぶ。
川岸に生える背丈の低い木々は「ひるぎ」(マングローブ)だ。
3時間も散策すれば沖縄の自然を街中で見たことに感動する。

 余談だが、北海道の遭難がいろいろ言われている。
若い頃、山歩きをかじった自分でも「低体温症」という言葉は知らなかったけれど、
「真夏の山でも、霧にまかれたら凍死する」
と言われていたから、山に入るときには最低の準備はしていった。水筒と非常食としての乾パン、着替とヤッケ位は日帰りでも、真夏でも用意した。

 旅も同じ。
日中と夜半の温度差、風の有無、標高によって体感温度は変わってくる。
旅行はカーディガンと下着で調整しろとよくいわれたものだ。
人間のからだは寒さには弱い。まして、冷暖房の効いた日常生活を送っていれば、体温調整なんて出来ないだろう。
 沖縄に限って云えば、日中と夜間の温度差はせいぜい5,6度。
だが、県人は冷房をガンガンかける。20℃でも冷房を入れる。
沖縄に住み慣れていても、真夏でも上着を話さない。冷房対策だ。
 直射日光は並じゃない。だから、早朝と夕方の散策がいいというわけだ。
県人は日中は決して海浜に出ない。夕方、太陽の光が幾分弱まった16時過ぎでからしかビーチには出ない。
それも、長袖のシャツを着ている。
 
 奥武山公園を散策して、 夜の街那覇のイメージは払拭される。
ゆったりと時が流れる亜熱帯の沖縄も、復帰後、本土の時の流れに染まってゆくようでさみしい。
せめて、沖縄にいるときだけでも「沖縄の刻」を大切にしたい。