
トックリキワタの季節が来た。
いつもなら、10月中旬から下旬にかけて咲き始めるトックリキワタは、真夏日が長く続いたためか今年は開花が遅い。
一昨年は花の少ない年だった。「咲き誇る」という景観を見ることはできなかった。
昨年は、5月頃からの度々の台風襲来で木々は痛めつけられ、花をほとんど見ることはなかった。
今年は枝一杯に蕾をつけた木が多くたのしみだ。



昨日(11月10日)、思い立って国道330号線バイパスを歩いた。
トックリキワタの街路樹はバイパスの浦添市内部分の3km余りだ。
蕾のままの木もあれば、5,6分咲きの木もあった。総じて、3分咲きくらいだろうか。
花色は淡いピンク、ピンク、濃い目のピンクの3色をみかける。

いっぱいに膨らんだ蕾。
見頃は今月下旬だろう。
11月終わりには、与儀公園近くの神原中学校をたずねてみよう。

トックリキワタの名前の由来は、幹がこのように徳利のように膨らんでいるところから来ている。

トックリキワタの幹の祠から梟がのぞいているようだった。
トックリキワタは南米中部のブラジル、アルゼンチンが原産地。
5m以上の高さに成長し、枝も5m以上に張る大木になる。
数年前、ハーバービューホテル付近のトックリキワタの並木は素晴らしかったが、何の目的があったのかしらないが丸裸にされてしまった。
その後、満開の桜並木のような景観をみることはなくなった。
トックリキワタの季節が過ぎると正月。
そして、2週間余りで桜の時節が来る。
トックリキワタ~沖縄では10月~12月にかけて咲く。
