瀬長島は豊見城市にある。那覇市との境界に接している小島だ。
島の周囲1.5km、島の中央は33mの小高い丘になっている。
戦前には40世帯余りが集落を形成したが、1946年米軍により接収され、1977年に返還されるも、グスクや子宝岩など史跡や名所は跡形もなくなり面影も留めていなかったという。
25,6年前沖縄に来たころは美しい海に抱かれた無人島であった。
本島と瀬長島とは海中道路で結ばれているから、徒歩でも車でも渡れる。
海に落ちる夕日の美しさ、那覇空港の空路にあり、離着陸の機影を間近に見ることができる。
夕闇が島をつつむ頃は海岸線は海に向かって車がズラッと並び始める。恋人たちの「デイトスポット」だ。
素晴らしい夕日をみる事ができると、本土からたずねて来た友人を誘ったものだ。夕日が水平線に沈むと一目散に島を離れた。
今は、ホテルも建ち、島の様子は一変している。
「夕日」、「離着陸する機影」、「ビーチ」など観光に訪れる人たちには恰好なスポットかもしれない。
瀬長島から那覇空港を望む。
沖縄には「カタブイ」という雨の降り方がある。片振りである。
限られた地域だけに夕立のような土砂降りの雨が降る。
空港の上空から瀬長島にかかる黒い入道雲はやがて大粒の雨を降らせるだろう。
左に目を転ずれば、夏の太陽が眩しい。
水平線の島影は慶良間諸島だ。
島の入り口付近は大勢の若者たちで賑わっていた。
ショーをやっているようだ。
舞台が設けられ、若い女の子たちが華やかに、元気に踊っていた。
島の裏側にまわる。
島の丘の上には「琉球温泉瀬長島ホテル」との看板の掲げたホテルがあった。
オープン間もないのか建物の周囲は庭園でも造るのか、重機で掘り返されていた。
そのホテルの真向かいにあるお社は「瀬長島 龍宮社」
瀬長島の位置
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