大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

インプラントの成功を分ける骨質とは?

2007年05月01日 | Weblog
患者さんは皆さんインプラントと言うと、同じようなものと考えています。
しかし、インプラントと一括りにしても、その方法には色んな先生の色んな考え方があり、先生の数だけ治療法法があるのです。

そして患者さんの体の方も、待ったく違います。
骨粗鬆症という言葉をお聞きになった事がある事で、何となく想像して頂きたいのですが、千差万別で、骨の質も全く違います。

勿論骨粗鬆症の方が、難しい事は容易に想像出来ると思いますが、硬ければ良いというものでもありません。
ガラスのような硬いけれど脆い骨が、実は一番手こずります。
私はグラスボーンと呼んでいます。
グラスボーンの方は、インプラントのホールを形成して行く時に、上手にしないとぱきぱきに割れてしまうからです。

これが困った事にレントゲン上でも良く分からない。
3DXで見ていても、その骨の質がグラスボーンである事は、想像出来ません。
コチコチに硬そうに見える骨なら、始めからこちらも用心して掛かりますが、グラスボーンは形成し出して、非常に硬く、削るバーを太くした時にや、インプラントを挿入している時に、行き成りパキンと割れてしまうのです。
当然、インプラントはしっかりと初期固定しなくなり、完全埋入型の2回法にしなければ成らなくなってしまいます。

私がこの経験を始めてしたのが、わざわざ三重から来て下さった患者さんにインプラント植立した時でした。
何か通常と違う感じでインプラントのホール形成をして、さあ植立と成って、いきなりパキンと割れました。

それはそれは焦りました。
骨の形を整え直し、先端で固定させて、隣のインプラントが幸いにして、しっかりと立ったので、それで支えて貰い事無きを得ました。
勿論、即時荷重はそのインプラントには出来ませんでした。
総体としては上手く治せましたが、そこの部位だけ見れば冷や冷やものでした。

比較論として、私自身の感覚としては硬過ぎる骨の方が難易度が高いと感じます。
骨粗鬆症は勿論難しいですが、考えたとおりに埋入するのは、骨粗鬆症の方が怖くありません。
それに顎の骨には、骨粗鬆症が少ないと言うデータもあります。

私見ですが、グラスボーンはタバコを吸われていたり、炎症症状(入歯の不適合等)が続いていたりして、骨の血流がひっている型に多いと感じます。
レントゲン上のオステオタイティスコンデンシス、所謂骨硬化症ならすぐ分かりますが、グラスボーンは何故か普通に見えるのです。
勿論、私が不勉強なのでしょう。
しかし、普通に見えて難しい怖い骨がある事は知っていても良いのではないでしょうか。

正確な知識をお持ちの方には、アドバイスを求めます。
コメント下さい。