大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

かつてのインプラント患者さん達がインプラント治療を勧めない訳

2007年05月11日 | Weblog
患者さんからお話を聞かせて頂けると、インプラント治療を考えているんだけど、知人友人家族親族の経験者に聞いたら、止めて置いた方が良いと言われたという方が大変に多い事に気付かされます。
その患者さん達の身の回りの方々は、多分その方の為を思っての発言であるとは理解出来ますが、その担当医が私ではない事、時代が違う事、インプラントというだけで全て同じであると言う思い込みがある、等々を気付いておられません。
過去にインプラント治療をお受けに成った患者さんから、このように不評を買う事が大きいのは、過去のインプラント治療の問題点であると、感じます。
今から15年以上前の頃には、確かにインプラント治療自体に評価も低く、かなり実験的な治療が行われていた事もあるでしょうし、生物学的に治すという発想自体もまだ乏しく、治療レベル自体も確立されていなかったのは事実でしょう。

しかし、現在のインプラント治療は、DRさえキチンと選べば決してそれ程怖いものではなく、その辛さ苦行自体も相当に減り、効果の程が相当に高い、と言う事実が積み重なり始めている事を知って欲しいのです。
現に私が拝見している患者さん達は、インプラント治療の快適さ(治療自体も含みます)に歯を残す事よりも抜歯してインプラントにしようと言う申し出が、非常に多い事でも良く分かります。
お聞きすると、歯を残す治療の辛さ、又将来トラブルの元に成るんじゃないかと言う怖れ、双方とインプラントを比較してしまうと、インプラントが楽だと仰るのです。

私は歯科医師ですから、出来る限り自分の歯を残そうと発想します。
重症歯周病の方ほど、遣り甲斐を覚え何とかしたいと一所懸命に成ります。

所が、その治療自体が患者さんには苦痛な事も多いのです。
確かに重症歯周病は非常に治すのに時間が掛かりますし、オペもしなければならないです。

そうすると、インプラントの方が楽だ、と証言される方が圧倒的なのです。
ここに、最大の問題点を私は感じています。
つまり歯周病治療をもう一回学ぶ必要を非常に感じている訳です。
その為、私はこん秋から再び、福岡に毎月1回福岡に飛びます。

福岡の船越先生のマスターコースに、学び直しに行って来ます。
先生は日本での近代歯周病治療の草分けで、日本人相手で欧米よりも良い成績を出されている方で、AAPの重鎮でらっしゃる方だからです。

これからは、歯を残す治療自体も快適である事が求められる時代に成るでしょう。
そうしないと、歯を残さずインプラントという患者さんばかりに成ってしまいます。
それではいけないと、私は思うからです。

かつてインプラント治療もしかり、歯周病治療もそうですが、患者さんに苦痛苦行を強いる治療は、改善されなければ忌避される時代に成っているのです。
これからの歯科治療の方向は、快適な感じを患者さんが体感出来るものであると、預言しなければならないでしょう。

それが、まず費用的に高価な治療であるインプラント治療で現れ始め、やがては歯科全体へと波及しようとしているのです。
その為になら、CTを撮影等の手間暇を怠らず、MI最小限の手術の仕方でして欲しい、という要望が益々高まると確信致します。