現在のインプラント治療の世界的な根本的問題点)
①先ず1回法を原則に
現在世界的な情勢の中では、明らかに2回法より1回法に軍配が上がっている。が、残念ながら国内に置いては、今も尚2回法が優勢であるらしい。根本的には1回法のインプラントの本家であるストローマンでは審美的な治療に弱いと言う事が、日本人のかよわい歯肉と骨の問題で、中々改善されていかない原因である事は明らかである。が、結論から言えば、患者の体にメスを入れる回数が少なければ少なく、手術侵襲が小さい程、人の体は良い治療結果を導き出せると言う事なのである。従ってここをどう考え直していくかなのである。次号以降で触れるこの概念は、根本的な変革をもたらす発想であるので、しっかりと認識して欲しい。その為には、何を如何すべきか、自身でも考えながら批判的観点も忘れずに、筆者の話を読んで頂きたい。
②治療期間の短縮を
現在のインプラントに残されている最大の問題点は、治療期間の長期化である。2回法では、勿論の事インプラント植立手術が行われても、患者はその実感が得難いのが現状であろう。何よりもインプラントに対する患者側の認識、知識不足がその原因であり、我々プロは正確な広報を真摯に行わねば、と心に銘ずるものであるが、患者はインプラントが入れば、すぐに次は歯が入ると信じている。この事が案外、DRと患者の間の齟齬を招き、不用意な不信感を招きかねないのである。
最初から即時荷重の実践のプロトコールを明かしていくが、現在ではストローマンスクリュータイプのスタンダードインプラント4.1mm以上の直径サイズで、長さ12mm以上のものが35N以上のトルクで植立が達成されたものは即時荷重出来る。海外の学会に参加すると即時荷重の報告をするDRの多数派はストローマンユーザーである。現在他社海外でトップシェアのノーベル等が追い上げているが、首位の座はまだ保っているであろう。しかし、何故かメーカーとしてのストローマンは、あまり即時に対して積極的ではない。たぶん指導医連の意志の力関係によるものと、筆者は考えている。が、即時荷重を臨床で相当に適応したい場合、私は迷わずストローマンを推す。特に固有名を挙げるなら、アメリカのJ.ガネルズは次世代のリーダーとして見逃せない存在であろう。筆者も2003年から彼を追い掛けて海外の学会に常時参加している。
単独歯欠損から複数歯の部分欠損、全ての歯を欠損した無歯顎症例まで通じて、スタンダード径12mm以上35Nのこの原則は動かない。先ずこの基準を超えられるようなDR自身おのおのの手術技術の力量を手に入れる事が非常に重要である。これに関しても、連載内で触れる予定である。
この基準が達成出来れば、患者側の不満足は相当解消される。飾りであったとしてもインプラントが入った直後に歯がある事は、非常に患者の満足度が高い。審美的領域では、特にこの事が望まれるであろう。現在得られるマテリアルは、即重レジンと言えども駆使すれば相当の成果を得られ、満足度が高い。
①先ず1回法を原則に
現在世界的な情勢の中では、明らかに2回法より1回法に軍配が上がっている。が、残念ながら国内に置いては、今も尚2回法が優勢であるらしい。根本的には1回法のインプラントの本家であるストローマンでは審美的な治療に弱いと言う事が、日本人のかよわい歯肉と骨の問題で、中々改善されていかない原因である事は明らかである。が、結論から言えば、患者の体にメスを入れる回数が少なければ少なく、手術侵襲が小さい程、人の体は良い治療結果を導き出せると言う事なのである。従ってここをどう考え直していくかなのである。次号以降で触れるこの概念は、根本的な変革をもたらす発想であるので、しっかりと認識して欲しい。その為には、何を如何すべきか、自身でも考えながら批判的観点も忘れずに、筆者の話を読んで頂きたい。
②治療期間の短縮を
現在のインプラントに残されている最大の問題点は、治療期間の長期化である。2回法では、勿論の事インプラント植立手術が行われても、患者はその実感が得難いのが現状であろう。何よりもインプラントに対する患者側の認識、知識不足がその原因であり、我々プロは正確な広報を真摯に行わねば、と心に銘ずるものであるが、患者はインプラントが入れば、すぐに次は歯が入ると信じている。この事が案外、DRと患者の間の齟齬を招き、不用意な不信感を招きかねないのである。
最初から即時荷重の実践のプロトコールを明かしていくが、現在ではストローマンスクリュータイプのスタンダードインプラント4.1mm以上の直径サイズで、長さ12mm以上のものが35N以上のトルクで植立が達成されたものは即時荷重出来る。海外の学会に参加すると即時荷重の報告をするDRの多数派はストローマンユーザーである。現在他社海外でトップシェアのノーベル等が追い上げているが、首位の座はまだ保っているであろう。しかし、何故かメーカーとしてのストローマンは、あまり即時に対して積極的ではない。たぶん指導医連の意志の力関係によるものと、筆者は考えている。が、即時荷重を臨床で相当に適応したい場合、私は迷わずストローマンを推す。特に固有名を挙げるなら、アメリカのJ.ガネルズは次世代のリーダーとして見逃せない存在であろう。筆者も2003年から彼を追い掛けて海外の学会に常時参加している。
単独歯欠損から複数歯の部分欠損、全ての歯を欠損した無歯顎症例まで通じて、スタンダード径12mm以上35Nのこの原則は動かない。先ずこの基準を超えられるようなDR自身おのおのの手術技術の力量を手に入れる事が非常に重要である。これに関しても、連載内で触れる予定である。
この基準が達成出来れば、患者側の不満足は相当解消される。飾りであったとしてもインプラントが入った直後に歯がある事は、非常に患者の満足度が高い。審美的領域では、特にこの事が望まれるであろう。現在得られるマテリアルは、即重レジンと言えども駆使すれば相当の成果を得られ、満足度が高い。