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大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

即時荷重インプラント治療の現在の到達点2-②

2007年09月07日 | Weblog
繰り返しで申し訳ありませんが、これは”歯科医療”に連載しているものの元々の原稿です。
図表、写真等はそちらをご覧下さい。

東京でしたら、水道橋のシエン社と言う歯科専門の本屋等で購入、試読頂けますので。
ここに乗せすぎるのは、出版社に対し仁義に反するので出来かねます。

2.部分欠損症に対する即時荷重の実際

では、実際の概念だが、天然歯とインプラントの非圧変移量の問題が常に横たわって来る。即時荷重を成功させられる為には、インプラントは絶対に動揺を避けるべきである。その時に天然歯との絡みが問題に成る。

一番問題に成るのは即時荷重したインプラントと隣接する天然歯である。咬合する事で、天然歯は色々動く。その動きがインプラントに揺する力を掛けてしまう事が、成功を非常に左右してしまう。つまり、歯列弓全体の固定、咬合による動揺を精密に調整し続けるという事が、非常に重要である、と指摘して置きたい。(図5)

具体的な方法は実に単純である。天然歯の動揺を調べるフレミタスの診査をそのまま適用すれば良いだけで、もっと簡単に言えば、指の腹を唇側において咬合させ、揺れていないように調節する、それだけの事でしかない。(図6)

ちなみに、この根本的な概念は、インプラント治療に限らず、全ての歯科治療において非常に重要なものなので、是非臨床に活用して下さると嬉しい限りだ。この事に関しても、重要性の割りに、色々な雑誌の記事やセミナー等でも、余り強調されていないと私は感じているので、記憶しておいて欲しい。

又、患者さんへの、咬合や食べ物等の管理・指導に関しても触れられていない点は、問題があると私は考えている。残念ながら、問題を色々起こす患者さんは、日常生活上で嗜好や癖(特に体癖)で、元々その方自身の過ごし方に何かある事が多いからだ。(図7)

その事に一切触れず、ひたすらに技術や知識に片寄ったものが多いのではないかと、敢えて問題提起したいと考えている。元来歯科医、インプラント医は真面目で、技術・知識偏重の傾向が強く、その為にそう言う傾向に成りがちであると言う事を、自省を込めて述べて置きたい。

*参照:http://www.km-implantcenter-matsumotoshika.com/