ビスフォとかの骨粗鬆症の薬を投与しようと思う場合、内科医、整形外科医等々は患者さんに歯科受診をして、炎症とか入歯とか口腔内の問題があるなら、事前に解決をして、それから投与する、と言うのが、明記されたそうです。
又、顎骨壊死に付いてもキチンと説明をして、周知を徹底する、と言うのも明記されたとか。
そのようなトラブルが発生して、医科側で訴訟になる、と言うことが、今後かなり予測されます。
又、我々歯科業界側でも、患者さんの口腔内の炎症に注意し、取り除いて置く、メインテナンスして問題が生じないようにしなければならないと。
しかし、現実的には、歯科側と連携しているちゃんとした医療提携している所は、何と4分の1程度しかなく、又、我々の業界見ても歯周病の炎症をチャンと治療、メインテナンス出来る医療機関は10分の1いるかな?と言う感じだそうですから、非常に問題が大きい、と言わざるを得ないでしょう。
超高齢社会迎えて、何処も彼処も全然対応し切れてない、即ち不幸になる患者さん、医療人が今後も増え続ける、と言う悲しい予測をしなければならないようです。
2025年以降が本当に恐い、です・・・
どうなってしまうんだろう、この国・・・
私もなんですが、かたやそう言いながらインプラントとか再生治療とか、かなり忙しく仕事させていただいていて、そっちの方までとても手が回らない・・・
高齢者の方へ今言えることは、申し訳ないけれど、出来る限りそうならない、予防を徹底的にする、自分を自分で助ける、でしょうか・・・
自院の患者さん診てると、幸いにして悲惨な老後になられない方ばかりなので、やはり口を守ることって終末期に凄く影響する、それどころか実は支える凄いモノなんだ、と実感しています。
困ったことに、若くて元気なうちは分からないんですよね・・・これが・・・
本当に今しか見てない・・・
せめて20年後とか、老後どうなりたいとかは、考えていて欲しい、ですね・・・
本当の老後、亡くなる数年、5年位かな、を守れるのって、歯科なんですよって言いたい。
終わり良ければ全て良し、なんです。
言い換えると、終わり悲惨だと、早く死にたい生きてたくない、なんです。
今元気で生きている時に、そんなこと考えられないよってのはなし。
だって、死から逃れられる人は誰もいないんですから・・・
死んだら楽なのかも知れないですけど、死の間際、苦しくて辛くて、それが長く続いて、なんて嫌でしょ。
個人的意見ですが、胃瘻とかで寝たきりで、人の形してない方は、生き地獄なんじゃないか、と案じてしまいます・・・
死ぬに死ねない、ですから・・・苦しいんだろうな・・・って、涙が滲んでしまいました・・・実体験した昔の話です。
何せ私30前に、劇症肝炎で死に掛けて生存率3%以下で助かった人で、2ヶ月弱寝たきり身動き出来ないを経験しています。
苦しかった、単純に苦しかったと言う言葉だけではとてもとても表せない、それはそれは辛かったです。
希望のない苦しさ辛さ・・・鉛のように体が重く苦しく動くことすら出来ない・・・
物凄く重い悪性の風邪引いて、凄い高熱出て寝込んでる、の何倍のものがズッーと続くんです・・・
私は本当に幸運で生還しましたが、あれは二度と経験したくないです。
そう言うのから想像して、寝たきりの方って辛いんだろうな・・・って凄く感じてしまうんです・・・
命があるだけ有り難い、なんてのは好きに生きられる人の言う科白ですよ・・・
こんな苦しいなら命いらない、終わらせて欲しいって思いますモノ。
だから、私は自殺される方の気持ちも分かる。
自殺する方を、止めようとは私は思いません・・・例え自殺者の森の地獄に行く、と知っていても・・・
経験しないと分からない・・・
でも、こうして書くことで、分かる方々にだけでも響けば、と思っています・・・
辛いな―――