抜歯されても直ぐに歯が蘇る、スピードインプラント治療を、当院は2000年から始めて来ました。
2000年当時は、抜歯して直ぐにインプラントで仮歯を着ける、と言う治療は、殆どされてませんでした。
なので、抜歯されてもそのまま傷口が治るのを待ち、仮に部分的義歯を入れたり、隣に接着させて仮歯を付けたりするしかなく、患者さんには不自由を我慢していただくしかなかったのです。
私は、それが嫌で、何とかしたくて抜歯即時荷重インプラント、スピードインプラントで仮歯が直ぐにインプラントで着けられる、世界でも最新最先端のインプラント治療を始めたのです。
今回の写真は最新の症例です。
昔外傷で傷を負った歯が、いよいよダメになり、隣の歯を弄られたくないから抜歯して直ぐにインプラントで歯を着けて欲しい、と言う望みを叶えて欲しい、と来られました。
このような状態でしたので、他の先生方は抜歯即時荷重インプラントなんて無理です、危ない、危険だから、抜歯して骨を造って歯茎補足して、と言うインプラント治療をしなければできない、と言われてたそうです。
それだと、治療期間が1年超え、になってしまいます。
しかも、手術も何回かになります。
それでは、とても堪らない、と言うことで、当院にご紹介されて来られました。
マツゲンなら1回限りの手術で綺麗に早く治してくれるだろう、と言うことです。
確かに色々難しい状態でしたが、何とかご要望にお応えできる、と見立てられましたので、手術させていただきました。
手術の終わりは、ちゃんと歯が入り、骨と歯茎が再生するようにしました。
それが、直後の写真です。
それが、時間が経過して、実に綺麗に治って来ています。
ただ、仮歯は噛み合わせの干渉を避けるために、先端を短くするしかありませんでした。
今回の患者さんの噛み合わせでは、仕方がありませんでした。
無理して同じ形にしたら、植立したばかりのインプラントに強い力が加わり、ダメにしかねないからです。
噛み合わせでインプラントが揺らされてしまったら、骨細胞はインプラントに生着してはくれません。
なので、昔のインプラント治療は、安静にすることを重視し、仮歯を直ぐに付けられなかったのです。
それを乗り越えるやり方を私は創意工夫して編み出し、結果を残して来ました。
それが、順を追って出している写真です。
インプラント部は、歯が短いですが、歯ぐきはとても綺麗に治りつつあり、中の骨も綺麗に治って来てるんだろうな、と安心できる状態です。
骨との生着具合は、測定する機械で確かめて行きます。
6週で、測定数値は安心できる値でした。
仮歯から本歯セラミックの歯に変えるのも、そろそろ伺えそうです。
昔からの堅いやり方では1年以上、と言われてたのですが、私はこの方の場合にはもう終わらせられそうです。
さすがにこのスピード、治る早さはかなりの良い結果、と言えます。
それは、患者さんがお若くて元気な方だった、と言うのに助けられてる、と思います。
それでも、昔の堅い治し方では1年以上掛かるのが、数週間で治るのですから、スピードインプラント治療と言えるでしょう。
更に、手術はたった1回、身体に優しい腫らさない、痛がらせない低侵襲手術なんです。
新しい時代のスピードインプラント治療。
ご希望の方はご連絡ください。