大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

インプラント治療の最前線を報告して来ます。

2007年06月05日 | Weblog
いよいよ明日朝早くに出発して、PRDボストンの参加して来ます。
題名は、「即時荷重インプラントと同時のGBR骨造成治療:2000年からの76インプラント」です。
詳しくは帰国後でないと拙いので、それからにさせて下さい。
論文と言うものは、最初に出す場所とタイミングを間違えると、それだけで価値がなくなってしまうからです。
一回出してしまえば、後は色々解説付きで出せますので、もう少しお待ち下さい。

従来のインプラント治療の概念を超えた新しい治療で、患者さんに幸福をもたらすものと信じています。
世界は、これからもっともっと変るでしょう。

他の発表者が何を出してきているかも楽しみです。

歯科界最高峰の学会PRD,凄腕達の仕事を見て来ます。

その報告も勿論しますので、お楽しみに。





インプラント治療では、マイクロCTでの診断は必須でしょう。

2007年06月04日 | Weblog
自分が持っているから言う訳ではありませんが、マイクロCTによる正確な診断が一番重要であると、私は明言します。
最近本当に他院でトラブルに成って、その解決を求めてこられる患者さんが増えているんです。
お聞きすると、必ず、マイクロCTを撮影していない。
これは行けると甘く見て、トラブルに成っている患者さんの骨を診ると、特別何かがある訳ではないのですが、植立方向や位置に問題がややあるかな?と感じる程度でしかありません。
しかし、患者さんはそれで、インプラントの持つ素晴しい感じに治らずいまいちだったなと感じているんです。
言い換えるなら、それだけ患者さんの感覚でこれは良いと感じられる範囲内は狭いという事なんでしょう。
これは昨日の話しとももつながりますが、要するに病気に成っている患者さんは健康な方に比べると許容範囲がかなり狭くなっていて、治る感覚が得難いという事でもあります。
悪く成った状態に到るまで、時間と共に環境に適応して患者さんは日常生活を営んでいます。
それが、急にインプラントで改善したからと言って、使いこなせるものではないと言う事を知って頂きたいのです。

私は総義歯の超専門家の面も持っています。
長く総義歯で苦労された患者さんは、こちらが良いと思うものを提供しても、今までの感覚に慣れていて、なかなか馴染めない事も多いのです。
それと全く同じ事がインプラント治療でも起きる訳です。
そこで総義歯の場合どうするかと言うと、治療用の義歯を使い馴れて貰いながら、患者さん自身の口腔機能を回復させて行き、その上で最終的な義歯を装着します。
そうすれば、かなり問題なく解決出来るのです。

インプラント治療で、長く入れ歯だった苦しみから解放されたくて望まれる患者さんが物凄く増えています。
そう言う患者さんは、DR側は気を付けなければ成りません。
何故なら、インプラントは骨とくっ付くと、本当にしっかりとする為に噛み合わせとの齟齬を許容しないからです。
入れ歯なら外せますので、辛い時は外して休んでてくださいで済みます。
が、インプラントはそうは行かない。
外せないからです。
これは本当に辛い事でしょう。

そうならない為の治療は,不思議に思われるかもしれませんが総義歯治療の手指感覚が非常に役立ちます。
動いて仕方がない総義歯を、動かなくなるように調整出来る手指の感覚が、非常に有効なのです。
そして酷な言い方かもしれませんが、この感覚は身に付けられるDRと、そうでないDRを厳密に分けてしまいます。
この発言は、総義歯の世界のDRは納得して下さるでしょう。
出来る、分かるDRと、幾つになっても、出来ない分からないDRが存在していると言う事は厳然たる事実です。
そして、又その感覚をつかんでいるDRは3%程度であろうと言う事も、動かせない現実です。
この3%に関しては、更に極めると0.3%と明言するDRもいるほどです。
如何に総義歯の世界が奥が深く、厳しい世界かご理解頂けたら有り難いです。
殆どのDRが、それなりの所で止まってしまう。
だから、修得する事体得する事が出来なくなってしまうのです。
残念ですが、能力と言うものは学ぶ時に学び、修得体得しておかないと、後からと考えたりすると非常に難しくなってしまうものなのです。

単純な例で言えば、水泳や自転車です。
出来ないまま大人に成ってしまうと、出来るように成るのに物凄く苦労します。
実はこれは何かを修得体得する時の、極意なのです。

やろうと思う時がベストとは言います。
しかし、これはと思うものはなかなか嫌で取り組まない。
結果、大変に成るんです。
つまり、何が言いたいかと言うと、少々押し付けてスパルタでも、学ぶべき時に学ばないとものにはならないと言う事です。
勿論最終的に伸びるのは自主的に頑張れる人です。

その例はイチローで良く分かるでしょう。
しかし、彼とてその環境を提供されたから、花開いたんです。
そこを考えて貰いたいのです。

快適な感覚で治療が進み、何の苦労もなく治るならこんな良い事はありません。
しかし、そうは行かないのが、殆どであるという事なのです。
まず80%はそう思っていて間違いないでしょう。

何ともし難い方も20%、上手く行く方20%、残りの60%がDRの腕で差が出ます。
怖いと思いませんか。

その可能性を確実に高められるのがマイクロCTです。
詳細に調べられ、骨を知る事が出来るのに、何故調べないのか、と非難される時代がすぐそこまで来ているんです。
かつてのパントモのように、歯科医院に1台はあると言う時代が必ず来ます。
逆に言うなら、骨を扱うのに3D立体的に診る診断をせずに出来るんですか、と言う時代です。

昨年の丁度1年前位でしたか、某SNS上でだいぶ中傷されましたが、現実の社会はもっと早く動いてしまったのです。
この動きを見るに付け溜飲の下がる思いです。
ベンツ、ポルシェ、フェラーリに乗るなら買えるでしょう。
患者さんの為に設備投資するか、院長だけが楽しい思いをするか。
どちらがまともなDRでしょうか?

普通はここまでは言わないでしょうが、私は言います。
仕事に賭ける気持ちが薄いのなら、インプラントや総義歯をするな!です。
君達に出来る仕事だけしていなさい!とまで言いましょう。

時代は変わります。
今やマイクロCTなしでインプラントするのは危険である、とまで断言出来る時代です。

言い忘れました、そこの医院に常備されていてオペ後の経過を診れるのにも非常に役立ちますから、そう言う医院が良い事は言うまでもありません。
今日は月曜でアクセスが多いでしょうから、かなり大きな問題提起を意図的にしました。
その為キツイ口調である事はご容赦下さい。
患者さんに向けたものではなく、DRに向けているものである事は文面からご理解頂けると思いますが、PRDを前にして、これだけは言って置きたかった事です。
ご理解頂ければと願っています。

私はインプラント界が、より良く患者さんに貢献出来る時代の推進に邁進しています。
その為なら敢えて矢面に立ちましょう。
何故なら、これが出来るのは揺ぎ無い実力者でないと出来ないからです。
又、文を書く才能も要求されます。
結構大変な仕事なのです。

今日は長くなりました。
明日はPRDに行く前ですので、面白い話を又しましょう。

インプラントを否定する他科のDR等が多い訳は

2007年06月03日 | Weblog
インプラント治療が広がっても、まだまだ否定的な方々が沢山います。
それと言うのも、経過の悪いインプラント治療の患者さんの後始末ばかりを見ているからです。
特にマッサージを行う系統の方々とか、鍼灸の方々、カイロドクターとかの先生で多いと思います。
そう言う所に集まってくるのは、インプラントで噛み合わせがおかしくなってしまったり、体全体の感覚がずれてしまったりしている患者さん達です。
勿論その原因がインプラントにあるのかどうか、かなり正確に精査しなければ安易に判定は出来ません。
しかし、患者さんは必ずそこの先生にインプラントをしてから、調子が悪くなったと話す筈です。
そうなると勢いその先生方は、インプラントにするとこんな大変な事に成るのかと考えてしまうのです。
これは仕方がない事だと思います。
そう言うところに集まって来る患者さんは、本当に苦しんでいるのでしょうから。
確かに、可能性としてインプラント治療に問題がない、と断言は出来ないでしょう。
その患者さんが体が辛いのは事実だからです。
本当の原因が何なのかは、簡単に判断出来ません。
インプラントが引き金になったのかも知れませんし、そうではなく、時間経過の中で疲労が蓄積して、丁度タイミングが悪くインプラント治療とぶつかったのかも知れません。
幾ら医学が進んでも、体の具合が悪い事と、精査したデータが一致してくれない、つまり幾ら調べても医学的には異常が検知出来ない事もあるのです。
大変に気の毒ですが、医学が万能な訳ではありません。
多分こうだろうと言う事で行く事もあるんです。
しかし、具合が悪いと言うのは、患者さん自身辛いのですから動かし難い事実です。
ただ、それが客観的データに出て来ず、自覚症状だけだったりするから、DRは困ってしまうんです。
最近は、内科的な疾患が心の病だったりする事も多いと言うのが、一般的に知られるようになって来ました。
自覚症状のみでの訴えに対しては、治し辛い事も多いと言う事を,少し気付いて欲しいと思います。
そして、そう言う患者さんを治療して下さっている各科のDRには、感謝するとともに、本当にインプラントが悪いのかどうか、実は担当医(インプラントした)個人的な問題でしかないのではないか、と言う事に視点を広げて頂きたいと存じます。
簡単にインプラントは良くないと一括りにされず、長所、短所を知り、正確に把握して頂きたい、とお願いします。
先生方の下に来られている患者さんは、トラブルの患者さんが集まっているんだと理解して頂きたいと願っています。
いつも言いますが、これからの時代はマイクロCTでキチンと骨を把握して、正確な診断の下、優れた外科手技を持っていて、歯周病治療に通じ、噛み合わせの調整にも精通しているDRの醸し出す、モダンインプラント治療なら素晴しい成果を患者さんに提供出来るからです。
何でもそうですが、悪い面ばかりを見せ付けられたら誤解してしまうでしょう。
そう言う面ばかりではない、と言う事も知って頂きたいと思います。

こう言うインプラント医は避けましょう

2007年06月02日 | Weblog
噛みあわせの事を考えていない、としか思えないDRには困ります。
当院に相談に見える方の状況で、わざわざ3DXを見るまでもなく、歯並びを綺麗に整えずに、インプラントをただ歯がない所に入れてしまっているのです。
信じられない事に、歯並びが波打っていたりしています。
要するに凸凹なんです。
これでは幾ら良いインプラントを入れても、噛めるようになる訳ありません。
患者さんが疑問に思い、相談に来られるのも良く分かります。
しかも、骨があるのに奥歯に必要以上に細いインプラントを入れていたりしている。
何を考えてしているのか分かりません。
こんなインプラント医に掛かってはいけません。
せっかく治すのなら、キチンと全体のバランスと、その部位との調和を見て治すべきでしょう。
少なくとも、DRならその説明だけはすべきです。
なのに全く聴いていないと言うんですから驚きを通り越して、どうしてインプラントしてしまっているんだろうと不思議です。
説明をせずにインプラントが良いからでしたとしか思えません。
それ位、患者さん自身がインプラントの事をご存じないんです。
これでは無事治っても、メインテナンスに危惧が残らないでしょうか?
こう言う患者さんが最近富みに増えています。
どうか、正確な知識を入れてから、良いインプラント医に行かれます事をお勧めします。


インプラントの種類について

2007年06月01日 | Weblog
今、日本全国でインプラントは、20種類以上溢れているようです。
私はストローマンを主に使っています。
そのほかにノーベル、アストラ、POI,アドバンス、カルシテック、3i、アンキロス、SPI,カムログ、ジマー、ザイブ、フリアリット2、エンドポア、バイコン、プラトン、マイティス等々、沢山あります。

それぞれに特徴があります。
で、私が使っているストローマン。
このインプラントは、世界で一番植立が難しいインプラントです。
形態が悪いからです。
寸胴なフォームをしており、植立い辛い事No1です。
他のメーカーーがこぞってインプラントの先を少し細くして、植立し易くしているのに、まるでDRの腕を試すかのように難しい形態で平気な顔をしているんです。
こう言う所が、凄く嫌いです。

しかし、SLAは確かに良く骨と付きます。
即時荷重には、現状でこれを越えるものはないでしょう。
恩師のサンフランシスコのDRラムもストローマンを使っていました。
他のメーカーが必死に追随しようとしていますが、寄せ付けない強さを見せ付けています。

つまり、使いこなせるなら、世界最速を達成出来るインプラントである、と言う事です。
かのJ.ガネルズも使っています。
即時をやるDRの相当数がストローマンユーザーであるのは偶然ではありません。

ですから、私としては、もう少し植立しやすくする工夫をして欲しいと、強く願います。
せっかくの良いインプラントが、形のせいで勿体無いです。