28日の深夜、
NHKの『ラジオ深夜便』をつけていたら、
落語コーナーがはじまった。
演目は『抜け雀』
(演者は立川談幸師匠)
21日に春風亭昇太独演会で『抜け雀』を観て以来、
毎晩、就眠時には
古今亭志ん朝のCD『抜け雀』を聴いていたので…
『抜け雀』が『抜け雀』を
呼んだのだろうか
この落語コーナー、
何度か聴いたことがあるけど、
落語そのものより、
金原亭馬生師匠の解説が魅力的
決して声を張らない、
なめらかな語り口に、
うっとり
解説によれば、
『抜け雀』は、もともと上方落語。
一時は廃れたらしいが、
故・古今亭志ん生師匠が、
元芸人だったお爺さんから教わり、
江戸方で復活させたそうだ。
文無しの旅人が、宿賃の代わりに、
ふすまに描いた雀5羽。
ふすまの中から、飛んでは戻って、
評判になり…
という、
馬生師匠いわく「SFのような噺」。
以前に読んだ、
落語CDプロデューサーの京須偕充さんの本には、
たしか「科学なしのバーチャルリアリティ」
みたいなことが書かれてたっけ。
雀の描き方、演じ方で、
演者の個性が出るネタみたいだ。
先日の昇太師匠は、
そこまでやるかってほどのハイテンションで、
5羽の雀そのものに、なりきっていた
当代・馬生師匠のお師匠であり、
志ん生師匠の長男で、
志ん朝師匠のお兄さんだった、
先代の金原亭馬生師匠は、
玄人はだしに絵のうまい人で、
雀を描く場面では、扇子を筆に見立てて、
本当に絵を描くように、ゆったり演じたそうだ。
もし、タイムマシーンがあったなら、
そんな高座にも接してみたいなぁ
(ちなみに、
先代の馬生師匠の見事な筆絵は、
『噺家の手ぬぐい』(文・五明樓玉の輔/日東書院刊)
で見ることができます)
解説の最後、
馬生師匠が笑いながら、
次のようなエピソードを付け加えた。
京都の知恩院に、
『抜け雀』のモデルになったと言われている、
ふすまがあるらしい??
雀が抜けたあとの、
雀のいないふすま…
だそうだ。
って、
それはいくらなんでもマユツバっぽいけど~、、、
見てみたい気もします
NHKの『ラジオ深夜便』をつけていたら、
落語コーナーがはじまった。
演目は『抜け雀』
(演者は立川談幸師匠)
21日に春風亭昇太独演会で『抜け雀』を観て以来、
毎晩、就眠時には
古今亭志ん朝のCD『抜け雀』を聴いていたので…
『抜け雀』が『抜け雀』を
呼んだのだろうか
この落語コーナー、
何度か聴いたことがあるけど、
落語そのものより、
金原亭馬生師匠の解説が魅力的
決して声を張らない、
なめらかな語り口に、
うっとり
解説によれば、
『抜け雀』は、もともと上方落語。
一時は廃れたらしいが、
故・古今亭志ん生師匠が、
元芸人だったお爺さんから教わり、
江戸方で復活させたそうだ。
文無しの旅人が、宿賃の代わりに、
ふすまに描いた雀5羽。
ふすまの中から、飛んでは戻って、
評判になり…
という、
馬生師匠いわく「SFのような噺」。
以前に読んだ、
落語CDプロデューサーの京須偕充さんの本には、
たしか「科学なしのバーチャルリアリティ」
みたいなことが書かれてたっけ。
雀の描き方、演じ方で、
演者の個性が出るネタみたいだ。
先日の昇太師匠は、
そこまでやるかってほどのハイテンションで、
5羽の雀そのものに、なりきっていた
当代・馬生師匠のお師匠であり、
志ん生師匠の長男で、
志ん朝師匠のお兄さんだった、
先代の金原亭馬生師匠は、
玄人はだしに絵のうまい人で、
雀を描く場面では、扇子を筆に見立てて、
本当に絵を描くように、ゆったり演じたそうだ。
もし、タイムマシーンがあったなら、
そんな高座にも接してみたいなぁ
(ちなみに、
先代の馬生師匠の見事な筆絵は、
『噺家の手ぬぐい』(文・五明樓玉の輔/日東書院刊)
で見ることができます)
解説の最後、
馬生師匠が笑いながら、
次のようなエピソードを付け加えた。
京都の知恩院に、
『抜け雀』のモデルになったと言われている、
ふすまがあるらしい??
雀が抜けたあとの、
雀のいないふすま…
だそうだ。
って、
それはいくらなんでもマユツバっぽいけど~、、、
見てみたい気もします