のり屋のバーサン日記

落語に親しみ、犬猫と和む…
何でもないけど、めでたい毎日

反逆の女傑

2018-12-29 00:10:39 | 見てきたよ


映画『ヴィヴィアン・ウエストウッド
最強のエレガンス』を観てきました。
@新宿バルト9

英国のファッションデザイナー、
ヴィヴィアン・ウエストウッドの
これまでと今を伝えるドキュメンタリー。

生涯反逆児を体現する女傑の半生は、
当然、山あり谷あり。

デビュー当時のパンクファッションは、
若者から支持を得ても、
世間的な評価は低く、
テレビにゲスト出演しながら、
笑い者にされたり。

当の本人、お金に興味ナシ。
ブランドは有名になっても、
台所は火の車だった時代、
アルマーニ経由で紹介された、
フィオルッチとの契約をパァにして、
失業保険で暮らしたり。

ある時期から、
25歳年下の教え子アンドレアスが
デザインに関わるようになり、
私生活でもパートナーに。

現在、ヴィヴィアンは環境問題に熱中。
アンドレアスがデザインを全面担当する様子が映し出される。

孤軍奮闘でイライラを撒き散らす
アンドレアスがお気の毒。
(ヴィヴィアン、もっと手伝いなさいよ〜。自分のブランドなんだから〜笑)

個人的に懐かしかった点2つ。

まずは初期のパイレーツファッションの
ウネウネ柄テキスタイル。

40年近く前、
ファッションイラストを学ぶ、
美術学校生だった頃、
あのウネウネが気に入り、
自由課題の宿題などに、
描きまくっていた時期があるので。笑。

いつ見ても新鮮でカッコイイ
あのウネウネ柄は、
今やヴィヴイアンブランドの
アイコンのひとつ。

もう1点は、
「自分の店の中で今でもいちばん好き」
とヴィヴィアンも語っていた、
ロンドンの『ワールズエンド』。
床の傾いだブルーグレーの店。

30年ほど前に、
1度だけ行ったことがある。
何も買わなかったけど。
(高くて買えませんでした。笑)

ときどき時系列が前後して、
???となるドキュメントでしたが、
ヴィヴィアンに予定調和は
似合わないよね。

年の瀬の週末、
新宿の街は激混みだったのに、
客席半分も埋まってなかった封切初日。

昨今の若者は服に興味ないらしいから、
ヴィヴィアンを知ってるのは、
服飾専門学校生くらいなのかも?

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする