昨日車庫の車の上に、小さな卵の殻が落ちていました。毎年見かける同じもので、ツバメのものです。 ひなが生まれたようです。
楕円形で、長径が1センチちょっとの小さな可愛い卵です。親が巣の外に意を以て捨てた(排出)のか、落ちたのかはわかりません。
巣を覗いてみたいのは山々ですが、親を刺激したくないのでもう少し様子をみます。 ひなが大きくなると「ピチピチ」と小さな鳴き声が聞こえて
来るはず。親は、巣の中をじっくり覗き込んでは、狙いを定めるようにしてまた抱卵の仕草をしているので、1つか2つ生まれ、それ以外はまだ
孵化していない、と想像しています。
ちなみに親はどんな子たちかというと、
5月20日撮影 多分オス
5月15日撮影 多分メス
この個体は、オスとメスがきちんと交代しながら抱卵しているので、ただでさえ難しい判別がさらに難解です。上の子の方が、首回りの赤い部分
が大きく(ツバメのオスがもてる条件の一つとも言われているようです)体もがっしりしているので、多分オスかなと思います。対して下の子は
優しそうな顔立ちですね。
下は定点カメラの画像です。
解像力は良くないですが、普通のカメラで下から撮るのとは違う様子が観察できます。
向こうが側の壁にあるのが巣で、相方が抱卵中。ツバメが留まっているこの場所はカメラの真ん前、ここから外がよく見えるのでここを定位
置にしているようです。時々、カメラの前で毛づくろいしてリラックスしているときもありますが、たいがいは外の様子をしきりに気にし
て警戒しています。
特にスズメが活動を開始する朝は早くからやってきます。 もしスズメを見つけようものなら、どこにいても目にも止まらぬ速さで飛んできて、
恐ろしいほどの迫力で追い払っています。 このツバメ、運動能力も相当すごいです。