
那須への小旅行で、日光の戦場ヶ原に立ち寄った。赤沼から小田代原を周回する遊歩道を早足で歩いたが、歩行時間が約2時間。アカゲラやウグイスなど小鳥が多く、花の種類も多彩でかなり満足。林間学校の小学生の団体がいっぱいで、彼らの動きを元気!!ととるか、うるさいと見るかだけが問題だった。
「ホザキシモツケ」はバラ科の落葉低木。“シモツケ”は栃木(下野)で発見され、この地方に多いということで名がついたそうだ。ネットの書き込みを見ると、本州では奥日光と霧が峰(長野県東部)ぐらいでしか見ないと言う。小田代原ではあちこちに咲いていた。シモツケを先月の初めに掲載(高崎自然歩道で)したが、花のつき方が平面状だったのに対し、円錐状の花序(花房)をつけるのが特徴。木の高さはせいぜい1メートルほど。ピンクの花房が草原に際立っていた。
「オニシモツケ」はバラ科の多年草。白い花が特徴で、私は白い髪の毛を振り乱す鬼面を意識し、この花の名を覚えていた。調べてみて、こちらは“草”であることを知った。草丈が1・5-2メートルほどと高く、他のシモツケより大きいことからその名がついているという。花の季節は終わりかけていたようで、ようやく写真に撮れる状態のものを見つけた。
