
何だか、山に行きたくてもいけない日が続いている。どこでも良いから“歩いてこよう”と思い立ったのが榛名富士。群馬に来て初めての年。部活の合宿で榛名湖畔に泊まった。朝飯前に1年生は“榛名富士往復”を命令された。戻った時に「遅い」と怒られ、朝食抜きは何とか免れたが、おかずの卵を召し上げられた記憶がある。山頂の様子など全く覚えていない。8月上旬の暑い日に登って見た。
「榛名富士」(1391メートル)は榛名湖畔にありロープウェイ駅の近く、ビジターセンター?の辺りに登山口がある。登山といっても、表記された歩行時間が山頂まで40分のミニコース。暑さを心配したが樹林の中を歩くので、想定していたほどではなかった。ただ、結構な急登が続き、汗は吹き出して来る。歩き始めた辺りにヤマボウシの木があり、未だ緑色だが実がついていたのが新鮮だった程度で、植物も殆ど見られない単調なのぼり。山頂手前にはロープウェイ駅があり、その先に立派な祠があった。展望は期待したほどでもなかった。
「ウバユリ」はユリ科の多年草。榛名湖周辺の遊歩道は手入れが行き届いていた。登山口に入り口も草が刈り払われていたが、写真のウバユリは残されていた。ウバユリは関東以西に多く、図体の大きいオオウバユリは中部以北に自生するという。写真はウバユリだと思うが・・・。
