
那須の自然公園で“ヤマホトトギス(キバナホトトギスだったかも)が咲き始めた”と親切な年配の説明員?の方に聞いた。遊歩道脇に一本、まだ蕾の個体を見つけ撮影したが、ブログには載せなかった。理由は、同じものを上高地で見つけたからだ。こちらは、ホトトギス柄の黄色の花が咲いていた。調べて見ると、タマガワホトトギスと言う名のようだ。
「タマガワホトトギス」はユリ科ホトトギス属の多年草。深山の草むらや林の縁などに自生する。ホトトギスの仲間もかなり種が多いようだが、7-8月にはなをつけるタマガワ種が一番早く咲き始めるのだそうだ。群馬の里山に咲くホトトギスは、ホトトギス柄の混じった薄紫の花数がもう少し多く、葉の形も小さく少し細いようだ。上高地では、遊歩道沿いの日が射さない静かな草むらに生えていた。
タマガワ=多摩川をイメージしてしまう。このタマガワは京都府綴喜郡出井町を流れる小さな川「玉川」のことなのだそうだ。京都と奈良を結ぶ人口8千人余り、JR奈良線沿いの静かな町のようだ。ヤマブキの名所“玉川堤”があり、黄色の花に例えてこの花の名がついたと解説している書き込みがあったが、良く判らない。ホトトギスは夏鳥として飛来し“トウキョウ、トッキョ、キョカキョク”と独特の鳴きかたをするとりで、胸の縞模様(点々)が似ている。
ついでにもう一つ判明!!
鳥のホトトギス=不如帰
植物のホトトギス=杜鵑 と書くのだそうです。